オンラインゲームに見える影





昨今、日本でも巷のごく一部で話題のオンラインゲーム。

お隣の韓国では空前の大ブームで、ゲーマーが職種として存在するそうです。

日本でもラグナロクというゲームが結構人気だそうですが、

これも製作元は韓国ですし、つい最近日本でもファイナルファンタジーの最新作がオンラインゲームとして発売されました。

昨日NHKでやってた特集でも紹介されてましたが、何でもそういった人たち専用の合宿所があって、

毎日最低でも10時間はひたすらゲームをやり続けるそうです。寝ても覚めてもゲームやってるわけです。

非生産的なこと極まりないことですが、ある意味そういった存在が許される時代になったとも言えます。

極めつけは世界大会まであるらしく、優勝者には賞金4000万円が授与されたとのこと。



しかし、そんな華やかな話の反面にはオンラインゲームの流行が、韓国社会に笑えない現実をもたらしている事実があるそうです。

ゲームが思った通りにいかないが故に暴力に走ったり、ゲーム中のレアアイテムを現実の金銭で取引したり、

その仮想世界で中学生が同級生と争った挙句、ついにはその同級生を刺し殺してしまうという事件まで起こってしまいました。

今や現実と仮想現実との境界線を認識できずにいる人が確実に増えているわけです。

狂気の沙汰と言ってしまえば一言ですが、これが現実の問題として起こり得る状態の解決にはなりません。

かといって、音楽を聞いたり車を運転するのと同じようにゲームをするのは当たり前になっている現代において、

実際俺もオンラインゲームこそしないもののゲームはするわけですから、安易にゲーム不要論を唱えられる立場にはありませんし、

ましてや子供のころ人格形成がああだこうだという教育論を述べる気もさらさらありません。



ただ一つ自戒も含めて、「現実として生きている自分と他人を忘れてはいけない」