●薪ストーブについて

家を建てるにあたり暖房の事を考え、設計士と相談したところ、兵庫県南西部は積雪地帯でもなく、冬の深夜、早朝以外は外気温は0度以上ある事が多く、エアコンで十分ですといわれ、FF石油ファンヒーターやパネルヒーター、蓄熱暖房などいらないと思いますよ!
よく考えなくても、展示場(関西)ではエアコンのみで昼間は稼働させてないときが多いです。
 そう思えば、エアコンで十分ですね 。

エアコンだけでは寒いというオーナーは、たいてい省エネの事を考え、必要以上にスイッチを入れてないらしいですともいってました。それを聞き、我が家も余計なお金を掛けずにエアコンのみの設置ということで基礎工事を迎えました。

しかし、スウェーデンハウスのメーリングリスト(SWH-ML)で「クリスマスにサンタクロースはどこからプレゼントを持って入って来るの?」という問いに、「煙突から来ます。」と話題になってました。
なんともほのぼのとした答え。私も子供たちに夢を与えたいと思い 飾りでもいいから煙突が欲しいな〜と思い、それなら飾りついでに、暖炉をレンガで自分で作ったり、本物の薪ストーブを買ってインテリアに飾ってもいいな〜と思ってたのですが、試しに着工してるにも関わらず設計士に薪ストーブと煙突設置で見積もりを取ってもらい、概算で130万ぐらい掛かります。ただし、壁や屋根に穴をあける事になるので、C値(隙間係数)の測定が出来ないので、C値保証しません。って言われました。
 ただ新築時ストーブを設置したい場合には建築基準法に則って設計しなければならないので、大掛かりになってしまうので 高くなって当然だったのです。
 やはり甘くはなかった。値段もめちゃくちゃ高いが、C値の保証をしませんって言われれば、やめようかな〜って思ったのですが、山林を持っている人達を知っていて、当分の間は薪には困らないと思うのと、私が焚き火好きと言う事もあり、そう考えるとやはり、めちゃくちゃ欲しくなり、値段がネックですが、再度、スウェーデンハウスのMLで問いかけた所、後付けの薪ストーブ、屋根煙突工事をしてスウェーデンハウスの1/2の値段ぐらいで出来ましたと報告がありました。(注意:このお宅の煙突は普通のお宅より半分ほど短いです。)
それに、後付けなのになんで安いの?手抜き工事?安い煙突?などと思いましたが、実際に薪ストーブを設置してるお宅を拝見して理由が分かりました。
まず、ネットで調べた薪ストーブ(輻射式ですよ!)を置く炉台がレンガや石を並べた物ではなく、薄い鉄板1枚でした。
この炉台の施工に数万から数十万円かかると思います。これが鉄板1枚なのでこれだけで施工費をカット出来てます。
おまけに壁もレンガやブロックをモルタルで固定したのではなく、1重の煙突の壁側に遮熱板を付けてるだけで他は、何もしてません。
 実際、薪ストーブは稼働中にも関わらず、後ろの壁や床に置いてる鉄板は、やけどするくらい熱いのかと思えば、素手で触れます。熱いではなく暖かいです。床の鉄板に関しては冷たいです。(断続運転の場合)
その家その家、薪ストーブによって頑丈な炉台を組まなくても全然平気だと思いました。
レンガや石の炉台は存在感もあって見栄えもいいですが、我が家は小さなリビングなので、なんだか似合いません。 薪ストーブもスウェーデンハウスの高断熱のおかげで小さなストーブで済むと思うので、もちろん自己責任ですが、我が家も炉台は鉄板1枚で済ませようと決心しました。
こんなので、何も知らずに常識のように炉台を組んでいたら、ホームシアターを3カ所で計画してますが1部屋も2部屋もすぐに実現しません。(笑)

あと暖炉と違い、空気をコントロールして燃焼させるので、火災の発生が極めて少なく、高気密の家にもってこいです。
という訳で、主暖房にもなる薪ストーブに決めました。

 勘違いしないで欲しいのは、実績のあるストーブ取り付け業者に頼むこと前提で書きました。
兵庫県内の方は、薪ストーブ販売、設置の実績のある小野市のハリマ興産を紹介します。私の紹介なら安くなるかも。
 もちろん、少しでも不安があったり自己責任が持てない場合は安全性重視で、アクセントにもなる頑丈な炉台の設置をお薦めます。
ちなみに我が家は2重煙突を多用してもめハウスメーカーの見積もりの半額を少し超した程度で済みました。
そしてスウェーデンハウスに外部の者が風穴を開けるという事は、魔法瓶のような性能の恩恵を受けられないというのも分かって欲しいです。

2004/8現在、夏は冷房の冷気が逃げてるとか、屋外の熱気が入ってくるのではないかと心配しましたが1階の天井付近からてっぺんまで2重断熱煙突のおかげだと思いますが、そんな感じはなさそうです。



(c)スウェーデンハウスがええやん!