ソーラーボートへの挑戦

毎年、琵琶湖畔で盛夏に繰り広げられるクルーレスソーラーボートの熱い戦いと、苦しみながらも準備を進めつつあるウッキーの密かなチャレンジのお話です。 99年に直線スピードの部に初めて参加したのですが、「たかがオモチャ」と侮っていたところ・・・・・

99年の結果

写真は99年に初参加した時のボートです。 艇の名前は ずばり ”Wukky”。 特別製のソーラーパネルを搭載しているのですが、難点はパネルが重いこと。 パネルだけで約280gありました。

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船体のフロートは発泡スチロール製、構造材は極力軽量化を図るために、プラスチック製中空板を使った双胴船です。 この頃はこれで最高と思いこんでいました。 駆動部には、既製の水中モーターに手を加えたものを、3機装着しました。 これもこのときには、最高とはいかないまでも、まあまあ合格点くらいに考えていたんですが・・・・・

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ソーラーボートなので日照の具合とモーター、スクリューによって速さがずいぶん違うのですが、残念なことに大会までの土日に曇天が多く、最適な組み合わせを十分実験できないまま大会当日をむかえることになってしまいました。 なんと水に浮かべたのは、大会の前日が初めてという滑り込みの制作でした。 
さて、競技当日の模様です。 当日はかんかん照りの真夏日。 午前中に予選、午後は準決勝、決勝と続きます。 Wukkyは最初予選7組目に出場し、2位でゴールしてどうにか準決勝に進むことが決まりました。 内心ヒヤヒヤでしたが。

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写真は予選の時の写真です、赤いボートの前を行く白く見えるのがWukkyです。とにかく、25mを早く走れば良いという単純な競技なのですが、中には直進せずにぐるぐる輪を描いて走り、立ち往生する情けない艇がある一方、それこそ滑るように航走するボートもあります。 このクラスには45艇がエントリーしていて、準決勝へ進んだのは敗者復活戦からあがってきたボートを含めて20艇でした。 私の艇はその後、準決勝3組目に出場して、残念ながら結果は4位に終わり、決勝へ進む事ができませんでした。 2位までに入らないと次へは行けないのに、前の2艇がすごく早くて、勝負にも何にもならず完敗でした。 ウッキーの苦悩は大会の次の日から早速始まりました。 次の年の大会に向けていろいろと構想を練り、新艇を考えます。 新しい船体は9月終わり頃に早々とできあがったものの、悲しいことに太陽の光が弱いのと、試運転する場所が見つからず、なかなか思うように進められませんでした。

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