2002年の参戦結果

ウッキーにとって夏の恒例行事となったソーラーボートレースに、今年も懲りもせず参加してきました。 8月10日、琵琶湖にほど近いところでクルーレスソーラーボート大会が開催されました。 人が乗らないおもちゃのソーラーボート競争で、今年で6回目を数えます。 ウッキーが参加し始めて今年で4年、ボートは年々速くなっているものの、まだ入賞すらできない。 昨年は決勝戦へ進んだけれど5位敗退。 さて、今年は・・・。

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今年の参加者は130人あまりで、例年より盛大な大会になりました。 この4年間、ボートは工夫を重ねてきました。 参加1年目は水中モーターを使ったボートで準決勝まで進出(写真左端)。 この時の船は重量が560gもありました。 2年目は、ミニ四駆のモーターに減速ギアを組み合わせたボート(左から2枚目)で、敗者復活戦から勝ち上がったけれど、また準決勝で敗退。 

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3年目の昨年は、かなり力を入れて、シースルーのスマートな船体に仕上げました(左から3枚目)。 外観が目立ったから、参加者の注目は集めたけれどスピードが今一歩足りず、決勝戦に残りましたが入賞には届きませんでした。 そして、4年目の今年のボート(右端)は、徹底的に軽量化を図ることにしました。 昨年の敗因を、パワーはあるけれど250gの重量が災いしていると分析したからでした。 そこで、もともと100g近くあるソーラーパネルの基板を、裏からサンドペーパーで削りに削って半分以下の47グラムに。 ペラペラで割れそうなくらいに薄くしました。 船体は浮力を得られる必要最小限の大きさにとどめ、スクリュー軸は直径1mmのカーボンシャフト。 約40gあるマクソン製のモーターを搭載しても、全重量123gに抑えてあります。 リード線のビニル被覆まではがして徹底的に軽くした今年の船は、間違いなく昨年より速く、しかも真っ直ぐに走ります。 一応の自信はあるものの、4年も参加していると、他に手強いボートが有るのも十分承知しています。 奇抜で驚くほど速い船を造る人達がいることを良く知っているからです。 おもちゃといえども、投入される技術力は侮れません。

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大会は午前中に予選と敗者復活戦があり、午後に入って準決勝、決勝と進みます。 例年、大会当日はカンカン照りの猛暑なのですが、今年はどうしたことか雨こそ降らないけれど、ぶ厚い雲が太陽を覆い隠すことがしばしばあります。 こうなると、ボートによってはピクリとも動かない。 幸い私のボートは比較的少ない日照でも走ることは走ります。 もっとも晴天時に比べれば、かなり遅いけれど。 こうして臨んだ予選4組目は楽勝の2位で準決勝へ進出決定! 

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毎年顔を合わせる参加者の中には、「どうやって削ったの?」、「速そうやな、強敵出現や」と気軽に声をかけてくれる人達もいます。 思わず座り込んで、苦労話やソーラーボート談義に花が咲くことも。 午後に入っても日照は回復せず、相変わらずの曇り空。 そして準決勝では、残念、4位に。 決勝に残れるのは3位までだから、私のレースはここまで。 あ〜あ、決勝にも残れなかった。 昨年以下の成績にがっかり。 確実に去年より速くなったのに、他のボートはもっともっと速くなっているのです。 もし、よく晴れていたら順位も変わっていたでしょうが、それでも冷静に見て上位は無理だったでしょう。 入賞は来年に持ち越し。 いや、永久にかな。 ただ、天候が不順だっただけに、完全燃焼せずに終わってしまったのも事実でした。

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シビアなレースの合間には、アイデアコンテストも行われ、その部門では写真のようなユーモラスな「かえる」も登場しました。 見事に、かえる足で泳ぎます。 小学生のクラスには、ペットボトルを船体にしたボートも出場しています。 一方、GPSを使った完全自動操縦で、琵琶湖の沖まで旋回してくる先端技術部門のレースもあります。 子供から大人まで参加して楽しめるソーラーボート大会。 来年は、どなたか一緒に出ませんか?

ところで、レースを終えて、また敗因の分析と反省が始まります。 そして、ウッキーは気づいてしまいました。 なんと、重大で致命的な欠陥が・・・・。 その解決策は、また来年。

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