ソーラーボートへの挑戦

2000年の結果

今年は決勝に進出しようとゴールデンウィークのころから、早々と新艇の制作に大忙し。 去年から流用したものはソーラーパネルだけで、船体は全く新しく作り直しました。 所詮おもちゃの部品ですから、正確なデータがあるわけでもなく、とにかくトライしてみます。 しかし、回転数が高すぎるとプラスチックギアは溶けるし、思うようにスクリューの負荷とモーターのトルクが合いません。 スクリューはラジコンボート用など7〜8種類用意しましたが、なんと一番速かったのは、自分で曲げたゴム動力模型用のものだったりして、試行錯誤の連続でした。 写真は、用意したスクリューの一部です。

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それでも、どうにかゴールデンウィーク中に、浮かべて走らせるところまでこぎ着けました。 ところが、フロートの大きさを重量をささえるぎりぎりに押さえたので、ちょっと波があると水をかぶります。 このままでは、モーターが濡れてダメになってしまう〜。

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上の写真は制作初期の頃のスクリューの部分です。  翼のようなものは船体を水上に持ち上げるための水中翼なのですが、結局水中での抵抗が大きすぎて、最終的には全部やり直しになりました。 試運転は近くの川でします。 ある時、かじが利かなくなって、ボートが釣りをしている人たちの中へ入ってしまい、糸にからんで困りました。 それでも、どうにか大会の10日くらい前までには完成までこぎ着けました。 初めて水に浮かべたのが大会前日だった昨年と比べて余裕の工程です。 この段階で、今年のボートは去年に比べて3倍とまでは行かないかもしれないけれど、確実に倍以上のスピードに仕上がっています。名前はWukky2です。 さて、初めて参加した昨年は準決勝敗退に終わり、「今年こそ決勝戦に残るんだ」と心に堅くリベンジを誓って臨んだ2年目の大会当日は去年と同じような快晴でした。   

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私が参加する25mプールを直線で走りスピードを競うクラスには、26艇がエントリーしていました。 しかし、会場のプールについた私の目に飛び込んできたのは疾走、いや、空を飛んでいるように見える一艇のボート。 その速さといったら並のものじゃない。 人が走るくらいの速さがあります。 絶句。 さらに追い打ちをかけるように、すさまじい速さで走るのはその1艇だけではなく、なんと5〜6艇もあるではありませんか。 それらの艇は抜きん出て早く、他の艇は足元にも及ばない感じです。

私は予選第1レースに出場しましたが、その中に例の早い艇が2艇入っていて結局3位でゴール。 予選各組の2位までに入らないと次の準決勝へは進めず、決勝どころか予選敗退。 あとは敗者復活戦で生き残るしかありません。 ところがそのあとのレースを見ていると、早い艇は滅法早いけれど、それ以外はドングリの背比べのようなものです。

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結局私のボートは敗者復活戦で風を受けて大きく遠回りしたにもかかわらず、余裕の1位で通過して次の準決勝に出ることになりました。 しかし、残念ながら力及ばずここまで。 準決勝には進んだものの、その組の4位という昨年と全く同じ成績でした。

数日後、大会のホームページをみてびっくり。 なんとウッキーの写真がホームページにでています。  下の写真の中央がウッキーです。

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本人でないと気がつかないような小さな写真でしたが、これを見ながら、かえって夢がつながってよかったのかなと思ったりして。 

  

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