ちゃんこ鍋だぁ〜

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例年より1週間ほど早い東京の桜が散り始めた春の夜に、ウッキーはちゃんこ鍋を食べに行ってきました。 都営新宿線菊川駅から歩いて5分ほどのところにある「時葉山」。 知人のお父さんが贔屓にしておられるそうで、この日もあらかじめ座敷を取ってもらいました。 早速2階の座敷へ上がります。 急な階段を上がると、座敷席がいくつかあって、ウッキーらのあとには、隣の座敷に外人さんを交えた数人のお客さんがやってきました。 国際的だ。 時折英語が混じった賑やかな声が伝わってきます。

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座敷では、元時葉山のまわし姿の写真や手形の額、番付表でこしらえた凧等が飾ってあって、本物のちゃんこ料理屋へ来た実感がします。 

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席に着いて最初の料理は、時葉山の出身地富山名物のホタルイカ。 それも生きたイカ。 器に2ハイのいかが入っていて、生きたままがぶっといただきます。 生きているのだから、それこそコリコリの歯ごたえ。 続いてごま豆腐、手羽焼き、造りの盛り合わせを賞味しました。 板前さんや女将さんまで来てくれて、食べ方や料理の説明をしてくれます。 造りは、ほっき貝、タコ、イカなど。 ウッキーは若狭の出身だから、海の幸は食べ慣れているけれど、さすがに材料も盛りつけ方も日本海側の料理とは違います。 どれも新鮮でイカの胴体なんか、まるでコンピュータ・グラフックのように、肌の色がきらきら変化しながら動いています。 板前さんによると、醤油でもいいけれど塩で食べてくださいのこと。 こんなのは初めてだ。 美味しい。 

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鍋はしょうゆ味で、鶏のつくね入りのものにしました。 豚肉入りで味噌味のものもあるそうです。 女将さん自らつくねを入れてくれました。 ちゃんこ料理って、もっと豪快な感じの食べ物かとおもっていたら、予想と違って大変上品で繊細なイメージの鍋でした。 だしも最後まで濁らず、きれいなままでした。 その後のデザートがまた驚き。 イチゴが金箔を被って出てきました。 一気にがぶっとかたづけたけど、もったいないような演出だ。 お銚子は滋賀県の銘柄のお酒でした。 
ところで「ちゃんこ」って、父と子、「ちゃん」と「こ」なんだと女将さんが教えてくれました。 相撲部屋では親方と力士は「ちゃん」と「こ」なのだそうです。 今回は紹介してもらって、ここへ来たのですが、こりゃ東京の穴場の一つに違いない。 おあいそは一人1万円ちょうどでした。

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