イタリア・ルネサンス 宮廷と都市の文化展

この時代の作品の展覧会はまれなので、ウッキーは大変楽しみにしていました。 ルネサンスと言えば、レオナルド・ダ・ビンチ、ミケランジェロ、ラファエロが、この時代を代表する3大巨匠です。 残念ながら、この展覧会では、この3人の作品は多くないし、大作もありませんでした。

その中で印象に残ったのは、ラファエロの「ベールの女」でした。 聖母子といえばラファエロと言われるほど、聖母子には定評がありますが、この絵の落ち着きとふくよかな描き方には、聖母にまさるほどの気品があります。 展覧会で一番気に入った絵でした。

itaria1.jpg (20579 バイト)

この時代の著名な絵の多くは、教会の壁画だったりするので、展覧会では見ることができません。 ところが、今回は壁画をキャンバスに貼り付けたものが数点展示されていて、生の壁画の形で鑑賞できました。 壁画ならではの美しさと質感、それに大きさが圧巻でした。 ウッキーはこれが大好きです。

古いヨーロッパ絵画の定番のテーマになっている「受胎告知」も、何枚か出展されていましたが、ウッキーはボッティチェリとベッリーニの作品が気に入りました。 ベッリーニの作品の色は鮮やかで、とても数百年前に描かれたものだなんて、全く信じられないほどでした。 写真の左がボッティチェリ、右がベッリーニです。
itaria2.jpg (43371 バイト) itaria3.jpg (28472 バイト)

表紙へ戻る