山寺 後藤美術館
山寺の写真は写真帳でも紹介しているとおりで、JR山寺駅に降り立つと眼前にすごい光景が広がります。 しかし、ウッキーの目的はお寺ではなくて美術館。 この、後藤美術館は私設美術館ですが、フランスのバルビゾン派の作品と、ガラス工芸作品に特色がある優れた美術館です。 駅から徒歩で15分くらいかけて、ゆるやかな坂を上っていくと、芭蕉記念館があり、その隣に山寺後藤美術館があります。
美術館の絵はがきより
左の写真はユエという画家の「春の朝」という作品です。 おだやかな春の日差しの中の、のどかな風景を描いた落ち着きのある作品です。 バルビゾン派というと、とかくミレーやコローの名前を思い浮かべがちですが、それ以外の画家の絵でも、眺めていて安心でき、心が休まる気がします。
右の作品はクールベの「波」という作品です。 この絵はクールベお得意の海の絵、だと思ったら、HPを書くのに本を読んでいて、クールべって案外海以外の絵をたくさん描いているんだと初めて気が付きました。 ウッキーの頭の中では「クールベ = 海、波」だったのですから、ホント恥ずかしい。
さて、後藤美術館のもう一つのコレクションがガラス細工。 ガレやドーム兄弟の作品がたくさん収蔵されています。 アール・ヌーヴォーのところでも書きましたが、ガレの作品って、おそらく日本人の感性と通じ合うところがあるのでしょう。 日本人好みの芸術家だと言って、間違いないと思います。
美術館の帰りに、そびえ立つ山寺の光景を見ながら、心穏やかな気分を楽しみつつ、坂道を帰ってきたウッキーでした。