アンコウ鍋に舌鼓を打つ

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鮟鱇と書いて「アンコウ」。 寒い季節になって鍋物が恋しくなったウッキーは、神田にある天保元年(1830年)創業という老舗で、江戸情緒漂うアンコウ料理専門店、「いせ源」へ行ってまいりました。 ここは元々どじょう料理屋で、大正初期の四代目からアンコウ料理の専門店になったそうです。 六代目の現在に至るまで、味・調理法は一切変えずに、昔ながらの伝統の味を守りつづけているという超有名なお店。 ウッキーは今回が2回目です。

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古風な店構えは、平成13年1月に東京都選定歴史的建造物に選定された建物だそうです。 ウッキーは知人といっしょに秋葉原駅から徒歩で向かいました。 12月に入ると混雑して、店の前に行列ができることもしばしばあるとか。 玄関へ入って靴を脱ぎ、下足札を渡されて2階の席につきました。 帰るときには、下足札を渡して支払いをすませている間に、履き物を出してもらえるというシステムです。 ここでは、何も言わなければ料理はアンコウ鍋と決まっているので、仲居さんは飲み物の注文を聞いて、すぐに引っ込みます。 鍋のだしは醤油味で見た目濃くて、からめの味です。 その中にアンコウの白い身やゼラチン状の身?が入っています。 鍋の他にあんきもの刺身、フライを注文して、日本酒を熱燗できゅーっと一杯、二杯、三杯・・・。 体は暖まるし、ついつい酒もすすみます。 味の濃い鍋は江戸風でよかったし、あんきもの刺身もおいしかった。 だんだん煮詰まってきて、残り少ない具が茶色に染まるくらいになった頃、また仲居さんがやってきて、その後のごはんをどうするか確認していきます。 ウッキー達はおじやにしました。 鍋をさらうと、仲居さんがだし汁をたっぷり入れ、その後ごはんを入れて、たまごをかけるまで手際よくやってくれました。 だしがきいて、とろけた卵がのったおじやがまたおいしい。 おあいそは、一人約1万円でした。

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