タロットの弊害 <災難> |
結局ユーリルは、着られる女性向きの装備品すべてを身につけることになってしまった。皮のドレスに始まり、マジカルスカート、光のドレスにスパンコールドレス、とうとうピンクのレオタードを着せられた時には本気でこのまま死んでしまいたいとぼやいたが、生憎、それくらいで己の欲望を諦めるほど女達は優しくなかった。 化粧を施し、香水を振りまいて、手や足や指に飾りをつける。緑の髪に櫛をさし、どんな髪型が似合うかを流行りのファッションばかりを集めた雑誌を見ながら相談する。おままごとなど嫌いなはずのアリーナまでもが、せっせと爪を磨いて色を塗ってくれる始末だ。 何が楽しいのやら、ひとつ着替える度に、食堂で茶を飲んでいる男連中の所へ引っ張り出され、いつの間にかどの格好が一番似合うかの採点までもが始まっていた。 「やっぱりピンクのレオタードが一番似合いますねぇ」 トルネコが真剣にそう言うと、いやいや、とブライもやはり真剣な面持ちで首を振っている。 「光のドレスもなかなかのものでしたぞ。慎み深い女性そのものじゃ。どこぞの姫にも見習わせたいわい」 「元々女顔だから、どんな格好させても似合うんだよねー」 あっはっは、と実に豪快に笑うアリーナは、ブライに当てこすられたことなど気付いてもいない。身を覆う場所よりも、晒す場所の方が多い踊り子の服を着せられ、マーニャやミネアと揃いの飾りを額やら手足に付けられ、濃い化粧まで施されたユーリルは横目でじろりとアリーナを睨み付けた。どうせだったらあんたも着れば、と言われたアリーナは、胸が余りそうだからいい、と実にあっさりきっぱり断っていたのだ。 なんで男の俺がこんなの着て、女のアリーナが着なくてすむんだよっ、と憤りを隠せずにいる。 「マーニャとは趣が違うものの、踊り子の服もなかなか似合うようですな」 ふむ、と頷くライアンに、そうなのよぉ、とマーニャは嬉しそうだ。 「モンバーバラにも違う大陸の子がいたんだけど、妖精のとっかえっこじゃないかって思うほど可愛かったのよねぇ。この子だったら、エルフだって言われてもみんな納得するかも! ねぇユーリル、どうせだからモンバーバラで…」 「しない! 踊り子なんかしないッ! この服も着替えるッ!」 「なぁんでよぉ」 ぶーっと頬を膨らませるアリーナに、ユーリルは噛み付くように怒鳴った。 「腹が冷えるッ! それに俺はマーニャと違って露出狂じゃないッ!」 「あーら、あたしは露出狂じゃないのよ? 男性諸氏が見たがっているから、見せてあげる、つまりはボランティア精神豊かな芸術家なのよ」 「嘘ばっかり! 見せるのが好きなくせにッ!」 「それもあるわね〜」 地団駄を踏むたびに手足につけた飾りがしゃんと鳴る。けらけらと笑っていたマーニャが、ユーリルの肩に手を置いてずいと進み出る。 「で、どお? 男性諸氏の皆さん? どれが一番いいと思う? あたしゃ踊り子の服が一番だと思うんだけどなぁ」 「着ないったら!」 ずいずいと押し出され、いつの間にかブライやライアンたちが集まっている場所を通り抜け、一人離れた場所で、騒動とは無関係の顔を装っていたピサロの前に押し出されている。ちらりと見上げる赤い眼差しに、頭から爪先までとっくりと眺められて、ユーリルはかぁっと顔に血が上るのを感じた。 「ねね、ピーちゃん。ピーちゃんはどれがいいと思う?」 「……その呼び方はやめろ」 「あら、いいじゃない、可愛くて。で? どうよどうよ? どれが一番いいと思うのさ」 半分泣きそうな、それでいて真っ赤な顔をしているユーリルと、期待に満ちた目で見つめるマーニャの後ろには、にこにこと笑顔を保っているミネア、鬼気迫る様子で睨みを利かせているアリーナがいる。 答えなかったらどうなるか解っているでしょうね、と言うわけだ。 ピサロは深々と溜息を吐き、壁に掛かっている時計を見上げた。 「しばらく待て。貴様に似合いの服を買いにやらせている」 「えっ、うそっ、ピーちゃんがっ?」 マーニャが目を真ん丸にすると一緒に、ユーリルも目を丸くしてピサロを見下ろしていた。無関心だろうとは思っていたが、まさかわざわざ服を買ってくれるとは思わなかった。 「神官に買いに行かせた」 「ああ、そういえばクリフトいなかったね」 本人が聞いたら絶対に泣くだろう言葉を、アリーナはあっさりと、しかもきょとんとした顔で言った。今までまったく気付いていなかったに違いない。ピサロがやれやれと溜息を吐くと、丁度クリフトが戻ってきた。手に包みを抱えていて、どうやらアリーナの言葉はクリフトには聞こえなかったようだった。 「おや、お待たせしてしまいましたか?」 全員が一斉に自分を振り返るので、クリフトはちょっと戸惑ったように首を傾げた。戸口で足を止めるので、アリーナが駆け寄って手の中の紙包みをひったくった。 「これがピサロがユーリルに買ったやつ?」 「え、ええ…まぁそうですけど…」 「どんな服? どんなドレスなのッ? ちょっと、開けてよ早く!」 マーニャが目をきらきらと輝かせている。身を乗り出して、アリーナがテーブルにまで運んできた紙包みが開かれるのを、今か今かと待ち構えていた。 「ピサロがユーリルに似合うって選んだ服ってからには、そりゃもう、すごいんだろう……って、何これ!」 アリーナは無造作に紙包みを破いていったが、中から現れた服にはぎょっと目を見開いた。包みの中から引っ張り出されたのは、かなり見慣れた装備品だった。 「我々の持ち物の中にはなかったようなので、布の服よりはマシだろうとピサロさんが仰って……」 「何それ、旅人の服じゃない! 何よ、なんなのよ! ユーリルに似合うって、こんなもののわけっ? こんなダッサイ…色気も何もないような奴を着せるつもりなの、あんたッ!」 ユーリルは一人こっそりと安堵の溜息を吐いていた。 お茶を零したことでピサロがかなり頭にきていたようだったので、ひょっとしたら嫌がらせに何かとてつもなく露出度の高いか、そうでなかったらお姫様もかくやと言うようなドレスがやってくるのではないかと思っていたからだ。ロザリーさんが着ているような奴だったらどうしよう、と内心でひやひやしていたユーリルは、アリーナの手からてろんと垂れ下がっている旅人の服に二度目の安堵の息を吐く。 「色気は関係あるまい」 ピサロはマーニャに頭のてっぺんから怒鳴られながら、涼しい顔をして答えた。 「男でも女でも着られるものだ。違和感もないだろうし、着慣れぬ服を着ても裾を踏んで転ぶのがオチだ」 「そりゃそうかもしれないけど、でもねぇっ、こんなに綺麗なのよ可愛いのよ美人なのよスタイルいいのよッ? 着飾らなくてどうするってのよ!」 ドンッと勢い良く背中を突き飛ばされたユーリルは、いつもなら一歩二歩で留められるのに、女の姿になってからは筋肉のつき方も変わってしまったのか、留まれずに足をもつれさせ、椅子に座るピサロに抱きとめられることになった。 見下ろす赤い瞳が、情けない、と告げているような気がして、ユーリルは慌てて身をもぎ離した。 「う、あ、ご、ごめん…!」 「構わない」 「構うわよッ!」 ピサロが抱きとめ、体制を戻そうとしているユーリルの後ろから両手を伸ばしたマーニャはぐいとユーリルの胸の二つのふくらみを掴み上げた。 「ぎゃっ!」 正に寄せて上げての形の胸を目前に突きつけられて、ピサロは思わず顔を引く。強張った顔は見物だったが、それよりもよっぽど見物なのがユーリルの顔だった。引きつって硬直して紅潮して脂汗が滲んで歪んでいる。とにかくありとあらゆる顔の筋肉を使ったような表情だった。 「これだけ立派なのよ! 生まれた時から性別は女のアリーナよりもあるんだからッ! 飾り立ててひけらかすのが当然でしょうが! あんた、自分の恋人を自慢したいとは思わないわけッ? こんな綺麗な女が自分の恋人だっつーのを見せびらかさずにどうするってのよッ!」 言葉が加熱すると共にユーリルの胸を掴むマーニャの手も動く。あからさまに胸をもまれ、ユーリルは憤死寸前だ。引き合いに出されたアリーナは旅人の服を手に薄暗い顔をしている。なまじっか慰めようとしているクリフトの言葉は空回りで、尚且つ逆効果だった。 ピサロは深々と溜息を吐き、混乱の極みに達しているのであろうユーリルを見やった。 「別にそれが女だから見せびらかそうとは思わないが」 「ああもう! じゃあこう言えばいいわけッ? あんたの恋人が綺麗な格好をしているのは見たくないのっ? 腰もこんなに締まってんのよ! お買い得よ! 何が不足だってのよッ! うちの子に文句があるってのッ? 責任とってくれないって言うのッ?」 「姉さん、論点がずれてるわ」 「ああ、そうね。ともかく、ユーリルには綺麗な服を着せますッ!」 マーニャがアリーナの手から旅人の服を引っつかみ、ゴミ箱に投げ入れようとするのを、ようやく我に返ったユーリルが慌てて押し留めた。旅人の服にしがみ付いて、ひったくろうとするマーニャの腕に対抗している。 「え、い、いいよ! 俺、旅人の服がいい!」 「駄目よっ! そんな野暮ったいのどうするつもりよ! 足だって出てないじゃない!」 「出したくないんだよ!」 可愛らしい女の子は可愛らしい服を着るべきだとらしくない主張をするアリーナまでもが加わって、旅人の服の引っ張り合いはとんでもない大騒動だ。他の男連中とミネアはすっかり高みの見物で、やっぱりスパンコールドレスがいいと思うんですけど、だの、光のドレスでもいいと思うんだが、だのと思い思いのことを言っては装備品の山を手に取っている。 大騒ぎに嫌気が差してきたピサロは、ついと立ち上がると気配を殺して近付き、三人の女の手の中で引っ張りあわれている旅人の服をさっと抜き取った。 「ああっ!」 「何すんのさッ!」 ピサロの手の中の旅人の服に気付くと、アリーナとマーニャは揃って目を吊り上げた。かたやホッとした面持ちなのはユーリルで、自分が踊り子の服を着ているのも忘れているのか、肩を落として胸を撫で下ろしている。その格好でやるとかなりなまめかしいが、本人は気付いていないだろう。ピサロは抜き取った旅人の服をユーリルの手に押し付けた。 「着替えて来い」 「あ、うん、ありがと……」 「ちょっとユーリル! 話はまだ終わってないわよ! そんな服止めて、せめてこれっ、これにしなさいよ! これならまだ胸も足も隠せるわよ!」 引っ張り出したスパンコールドレスを見せられて、ユーリルは思い切り顔を顰めた。 「そんなのいやだ!」 「何よ、わがままな子ね!」 「わがままで結構! 俺はこれがいいんだ!」 イーッと歯を剥き出しにして顔を顰めた後、ユーリルは旅人の服を胸に抱え込むと、ばたばたと足音も高く階段を駆け上がって行った。 その際、自分が踊り子の服を着ていることなどはユーリルの頭からすっぱり消え去っていたので、一段飛ばしに階段を駆け上がる太股が、かなりきわどい場所までが露になり、咄嗟に慎み深い男性諸君は顔を背けたことを本人は気付いていなかった。 一方、突発的に男から女になって散々な目にあわされたユーリルは、逃げ込んだ二階の部屋でようやく一息吐いていた。 「…ううっ…ひどい目にあった………」 ぐずぐずと鼻を啜りながら、ユーリルは部屋のベッドの上に旅人の服を置いた。大体にして、なぜ誰もこの旅人の服や布の服に気付かなかったのか。男女関係なしに着られる上に、どこでも売っていて、尚且つ安いので二日や三日しか着ない特殊な事情の今にはぴったりではないか。宝箱やモンスターが落としたアイテムで不要なものはすべて売り払ってきていたので、初期段階の装備が馬車にあるわけもないのだが、それにしたって誰か気付いたっていいだろうに…、とユーリルはぶちぶち呟いた。そして、さて着替えようか、と思ったとき、ユーリルは思いもよらぬ事態に気がついた。 「……ぬ、脱ぎ方が解らない……」 着た時にはすっぽんぽんにされてあれよあれよと言う間にマーニャに着せられたのだ。胸をわしづかみにされて寄せてあげてがどーのこーのと言われながら、腰布も着せかけられた。着かたが解らなければ、脱ぎ方も解らない。 どうしよう、とユーリルは顔面蒼白になって考える。 ここで食堂へとって返して脱ぎ方が解らないから手伝って、と女三人のうちの誰かに頼んでもいいのだが、そうすると、おそらく、いや、絶対、わざとらしく渋ったり、ないはずの急な用事を思い出したりしてろくに手伝ってはくれないだろう。 女は駄目だ。となると、やはりここは、彼しかいないだろう。 ユーリルはしばらく考え込んでいたが、もうどうすることもできないと思い切った。宿には自分たち以外の宿泊客はいないのだし、この姿もみんなにはもう一通り見られてしまっているしで、ふんぎるしかない。 そうっと部屋を抜け出して、ユーリルは階段の上から下を覗き込んだ。 「ピ、ピサロ!」 階下の食堂で和気藹々と何かを話していた仲間たちが、一斉に振り返る。八人の視線を浴びて顔を真っ赤にするユーリルに、なんだ、と不思議そうな声がかかる。あんたがあんなもん買ってこいなんていうからっ、とマーニャにしこたま文句を言われているピサロに、ユーリルは来い来いと手招きをした。 「手伝ってっ!」 「何をだ。というか、私は犬や猫ではない。手招きされるなど不愉快極まりないのだが」 「ご、ごめんっ、謝るからっ、手伝って!」 切羽詰ったユーリルをどう取ったのか、ピサロは腰を上げた。ちょっと待ちなさいよあんた逃げるつもりなのっ、と文句をたらふくぶつけているマーニャに睨まれながらも、ピサロは階段を上がり、下からは手すりで遮られて見えなかったユーリルの格好を見下ろすなり目を丸くした。 「まだその格好なのか?」 「ぬ、脱げないんだよ…脱ぎ方が解らないって言うか……」 「では女どもに……」 「だ、駄目だったら! そんな事言ったらまた違うの着せられちゃうじゃないかっ!」 「それは…まぁそうだろうが…」 「だから、手伝って!」 ユーリルはピサロの腕をがっと掴むと引き摺るように自分の寝室へ連れ込んだ。ドアをばたんと閉め、ピサロに背中を向ける。 「後ろで紐を結んでた気がするんだけど、自分じゃ見えないし、手も届かないし……」 「ああ、これか」 ピサロの手が胸当ての後ろを結んでいる紐を解くために持ち上げられる。宿の中にいるので旅の間につけている手袋はしていないので、ユーリルのむき出しの素肌に直接ピサロの手が触れた。ぴくと身体を強張らせるユーリルを見下ろし、ピサロは僅かに唇の端を持ち上げる。 「この格好も、それはそれで似合うと思うが?」 背を向けているユーリルの肩越しに顔を覗き込むようにすれば、振り返るユーリルの顔が、間近にあったピサロの赤い瞳に驚いたように見開かれる。 「ピ、ピサロはマーニャが、こっ、好みだったのか?」 がくっと落とされたピサロの額がユーリルのむき出しの肩に落ちる。後ろから抱き込まれているような格好のユーリルは、ピサロのその反応に目を丸くした。 「え、なんで? 何? 俺なんか妙なこと言った?」 「頼むから、あれを引き合いに出すのはやめてくれ……」 「えー、なんでさ。マーニャはいい女だって、行く先々の人みんな言うよ。妹のミネアも趣は違うけど女の中の女だって」 「見てくれが良いのと、中身が良いのとはまた別だ。あれは見てくれはよくとも中身は破綻している」 本人が聞いたらこめかみを引きつらせてドラゴラムでも唱えそうな言葉を平気で言い、ピサロはユーリルの肩から顔をあげ、背でしっかりと結ばれている踊り子の服の胸当ての紐を解く。 「外したぞ」 「あ、ありがと。もう散々な目にあった……なんで女の服ってあんなにぞろぞろしててぴちぴちしてるんだろう…」 その場で躊躇いもなく踊り子の服の胸当てを外すユーリルに、女どもは服がどうのこうのと言う前に、女としてのつつしみをこれに教えた方が良かったのではないのか、とピサロは額を押さえた。だがそのすぐ後で、所詮頼みもしても無理だろう、と思いなおす。何しろ女としてのつつしみを教える先生があれでは、ろくなことも教えられないだろう。 いっそ、一度痛い目を見た方がいいのかもしれない。 無防備に裸の背中を向けているユーリルを見下ろしてピサロは思ったが、どうせ今だけのことだ、と思いなおした。一生女の姿で過ごさねばならぬのならば問題だが、そうでないのなら係わり合いにならない方がいい、とピサロは部屋に備え付けてある本棚の中の適当な一冊を抜き取ると、自分のベッドに腰を下ろして開く。 着替え終わったユーリルが、何読んでんの、とベッドに這い上がって後ろにぺたりとくっつくのを好きにさせ、どうやら子供向きの伝承ばかりを扱ったものだったらしい本を見せてやった。 へぇ、おもしろそう、と目を輝かせるユーリルが、読んで読んで、と強請る。顰め面をしながらそれに付き合いピサロは勿論気付いていた。扉を挟んだ廊下に、見目は良くても性格は破綻している女どもがいて、聞き耳を立てていることに。 多分、女の姿になったユーリルをどうこうしているんじゃないかと期待しているらしいが、生憎、ピサロは見学者がいる中でことに及ぶほど無神経ではない。日と場所を改めて、と告げると、ユーリルは不思議そうに首を傾げていた。 ちなみに、タロットの弊害によると思われるユーリルの身体の変化は、予想通り三日後には元通り男の姿に無事に戻り、イムルの宿屋は煩い客がようやく発ちほっと胸を撫で下ろしていた。 |
タロットの弊害 <了> |
すみません、出来心です、もうしません。 ユーリルの外見というか、顔立ちとかはいのまたむつみ氏のあの麗しいイラストが頭の中にあったりするんですけども、あの子ならさぞや女装も似合う…いやいや、むしろ女になっても違和感ないんじゃ? と思ったら、あれよあれよと言ううちに途中まで書き進んでしまいました(汗)。でも途中からちょっと苦労したのです。ピー様に「これぞ女の子!」と言う服を選ばせるか、それとも旅人の服にするか。結局無難な方にしました。だってうちのピー様意気地なしだから。据え膳食わねばどころではなく、据え膳食っても本当にいいんですか?の人だから。 で、結局三日間限りとは言え、女の姿になったユーリルをピー様が美味しく頂いたのかどうかはご想像にお任せします。(食ったんだろうな、とは思うんだけど…/笑) |