クッキング
なめらか杏ジャム
杏が少し手に入ったので、わんこ用ではなく、人間用のジャムを作ることにしました。
まずは、よく水洗いします。 実に少々傷があっても大丈夫。 気にしませ〜ん。 |
ひたひたの水を加えて 水から煮ます。 すぐにやわらかくなるので 目を離さないで。 |
やわらかくなったら ざるに上げて冷まします。 冷ましているうちに 水気も飛んでしまいます。 |
一粒ずつキュッと握ると 簡単に種がはずれます。 砂糖は果肉の目方の 70%程度。 |
砂糖を加えて静かにかき混ぜ アクをとりながら 弱火でゆっくりと煮詰めていきます。
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冷めると固くなるので 多少ゆるめに煮上げます。 |
完成しました! 色がとってもきれいです。 下ゆでせずに、水洗い後、適当な大きさに切って種をとり 砂糖を加えて煮詰める方法もありますが、こうやって作ると 身と皮の区別がつかないほどやわらかくなり 裏ごししたみたいになめらかな仕上がりになります。 梅ジャムを作るときにも、このやり方はおすすめです。 |
ところで、杏の酸味の主成分はリンゴ酸・クエン酸などの有機酸で疲労回復に効果があります。
また、ビタミンAも豊富に含まれています。
そのほか、果肉に含まれるアミノ酸の一種のギャバに脳動脈硬化症の予防効果が期待できるとか、
身体を温める作用があるから、冷え性の人は干し杏を1日2〜3個食べるといいとか、いろいろ薬効があるみたい。
今でこそ食用として広く知られているけれど、江戸時代には薬用として珍重されていたんですって。
杏って奥が深いのね。
蘊蓄はさておき、美味しければOKってことで、この甘酸っぱ〜い杏ジャムで夏を元気に乗り切っていきます。
なにしろ、わんことの生活はとりあえず体力勝負ですから!