映画 バイオハザード2 アポカリプス


RACCOON CITY TIMES FIRST EDITION

S.T.A.R.S. Star Suspended !

MONDAY, SEPTEMBER 23, 2002

「S.T.A.R.Sのスター、停職!」





映画バイオハザード2アポカリプスの序盤、ジル・ヴァレンタインの部屋のコルクボードに張ってあるのスクラップ記事が載っている新聞。
見た感じは数種類のスクラップがありますが、その記事から一般報道されている内容を見てみたいと思います。

確認できている記事は■RACCOON DISPATCH、■RACCOON CITY TIMES、■RACCOON TRIBUTEの3社。
字幕では「S.T.A.R.Sのスター、停職」とありましたが、それはRACCOON DISPATCHのものです。

この3つの記事の内、手抜きせずにまともに内容が書かれてあったものはRACCOON CITY TIMESのみ・・・。
DISPATCH、TRIBUTE共にジルの停職とは全く関係のない記事、そしてCITIY TIMESの丸写しでした。
特にDISPATCHはタイトルは「S.T.A.R.Sのスター、停職」ですが、記事内容は難解な用語が羅列され、国際政治に関する全くラクーン市やジルの停職とは関係のない(一つも単語が出てこない)文章で、あっているのは見出しと掲載写真のみでした。
映画の小道具において、劇中でアップで映る事の無い部分は全く手抜きされています。(よくある事)
それはTRIBUTEでも同様でフォント等の違いはあれど、掲載文はCITY TIMESと全く同じでした。




RACCOON DISPATCH より


RACCOON TRIBUTE より



RACCOON CITY TIMES より


下記は「RACCOON CITY TIMES」の英文記事を翻訳し要約しました。
注意:翻訳・解釈ミス等があるかもしれません。



S.T.A.R.Sの警官 不名誉なジル・ヴァレンタイン


「アークレイ山脈で謎のモンスターを見た?!」

■ジル・ヴァンレタイン巡査の無期限の停職を受け、昨日、ラクーン警察の精鋭部隊S.T.A.R.Sのジル・ヘンダーソン隊長は「今日、この街にとってもっとも重要な警官を失った」とのコメントを発表した。
彼女は麻薬と組織犯罪の取り締まりにかけては非常に有能であり、街では特に知られた存在である。

■そんな彼女の無期限停職という重い処分の裏には、彼女がアークレイの森で見た奇怪な事件が関わっているという。
彼女の証言によると「アークレイ山脈にはゾンビのような人間が棲んでおり、彼等は人を襲って食べる」と言うのだ。
にわかに信じがたい話だが、彼女に同行していた数名のS.T.A.R.S隊員達は、彼女を発言を支持。以後様々な噂が飛び交っている。

■昨日の記者会見で、ヘンダーソン隊長はこうも述べている。
「ヴァレンタイン巡査は、パートナーであったレオン・ケネディーの先日の殉職により、トラウマを抱えており、非常に心的ストレスがあった」
「彼女はこの街において非常に重要な警察官の一人であるが、彼女には今充分な休息が必要と判断し、今回の停職という処分に踏み切った」
「彼女はゾンビなどというものは見ておらず、山に住む野生の猛獣を見て勘違いをしただけだ」
「私は現在、彼女が精神的に不安定であるとは考えておらず、この停職期間は彼女の心の傷を癒すためのものだと考えている」

■この会見にはヴァンレンタイン巡査本人は出席しなかったが、彼女の同僚であるギル・ペイトンが彼女から預かったコメントを読み上げた。

「私は今、この街が何らかの脅威にさらされていると感じています。私は人間が人間を食べている姿を目撃しました。
アンブレラ社がこれに関与していないと信じていますが、私にはこの奇怪な出来事の説明がつかないのです。
謎の脅威はもうすぐこの街にやってきます。皆さん身を守る準備をしてください。」


■このコメントの後、記者会見は終了。
その後の質疑応答にはR.P.D.メディア関係部門担当(マグレガーオースティン-オルセン)があたっている。
今回の事件の報道を受けて、アンブレラ社は各報道機関に声明文を発表。
しかし他社の記事でも、ヴァンレンタイン巡査の他に少なくとも3名の隊員から同様の証言を得たと発表している。

MONDAY , SEPTEMBER 23      By AIDAN LEROUX 

●新聞に掲載されているヴァレンタインの写真は警察学校当時のもの。
●劇中で「ジル」と呼ばれずに「ヴァレンタイン」と呼ばれていたのは、S.T.A.R.S隊長の名前もジルであった為。
●彼女の殉職したパートナーの名前は「レオン・ケネディー」だった。
●ちなみにギル・ペイトンは2の劇中でゾンビ化、ヴァレンタインによって射殺されている。

この新聞の翌日にはすでにゾンビの大群が発生しており、号外「死者が歩く」につながっていく・・・。



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