エンジン仕様。

05.07.12 
クランクケース交換、オイルポンプ強化等。
XR100のジャンクエンジンが手に入ったので、
ボロボロのクランクケースを交換します。
(クランクケースは穴が開いていて、修理していました。)

まずはオイル取り出し口を加工します。
ここのメクラ栓の所より取り出します。
理由はここより取り出すとオイルポンプから出たオイルを
すべて、オイルクーラーに送る事ができる為です。

まずは赤い線の辺りまで6mmのドリルで穴を空けます。
が、一気に6mmを空けるのではなく、3・5・6mmと三段階で
空けるのが失敗しない"こつ"です。

空け終わるとPT1/8の下穴をタップ分空けてからタップを
たてていきます。
(注意、赤線までタップの下穴を空けないように・・・)

ホース取付ニップルの内径も入り口より約10mm間、穴を6mm
に拡大します。
6mmの銅パイプ用意して、組んだ時にケースの赤線と
ニップルに入り込む長さでガタの無い長さに切ります。

シールテープを巻いて、組み付けます。

カバー側は前に加工してあるのでそのまま使います。
ここはCB50でタコメーターの取り出し口が付く所ですが、
XR100では未加工なので、ここにオイルクーラーを通った
オイルを返します。

今回、オイルポンプを強化しますので、強化ポンプの説明書
どおりにオリフィス穴を2mmまで拡大します。

オイルポンプです。
付けます♪

ケースとカバーを合わした所。
こんな感じです。

ついでに124cc高回転に対応する為にブリーザーの出口を
一つ増やします。
これでよりスムーズに回転が上がります。


私のXR100エンジンは武川製エイプ100用のボア・ストロークUP
キット(124cc)を入れています。上記のグラフを見て頂ければ
お解かりかと思いますが、ノーマルが後輪出力で6psぐらいで
124仕様が約17.5psです。3倍近いパワーが出ています。

セローのノーマルをプラザ坂下の登りストレートで抜き去る事が出来ます。

無論、デメリットも有ります。
1),メンテを頻繁に行わなくてはならない。
2),必ずオイルクーラーとオイルフィルターを付けなくてはならない。
3),ノーマルクラッチでは滑ります。
でも、一度このパワーを味わうと元には戻せません・・・
XR100改造エンジンでは多分、最強と思われます。


J,R,P製の
XR100・APE100 5クラッチディスクキット

☆5ディスクにする事によって20ps以上のパワーにも対応します。

これを取り付けてクラッチ滑りが解消しました。


これもJ,R,P製です。
ヘッドシャワーで頭を冷やせ!!
APE・XR油冷シリンダーヘッドカバーKit
AEP・XR(縦型エンジン)は、上部へのオイルラインエンドが
カムシャフトホルダーで塞がれている為にシリンダーヘッドへの
オイル流量が少なく、チューニングエンジンでは、熱ダレが
発生します。JRP油冷ヘッドカバーに取り替えることで
下記項目が改善されます。
★バイパスオイルラインでシリンダーヘッドを冷却致します。
★オイルクーラーラインとしても使用可能。
シリンダーからのオイルクーラーライン(他社製)を使用の場合でも、
オイル流量が増加し、冷却性能が大幅に向上いたします。
注:オイルクーラーコアのみが冷え、エンジンが冷却されない状態が
改善されますので、オイルクーラーコアの温度が上がります。
★オイルジェットがカムシャフト・ロッカーアーム・カムチェーンに
直接オイルを噴射する為、耐久性が向上します。
★熱のこもるエンジン最上部からブリーザーパイプを取り出せます。

これも導入・・・。

裏から見るとこんな感じです。
要所要所に穴が開いています。

取り付けるとこんな感じ、良い感じ?