世界測地系と日本測地系

      2002年4月からすべての海図は世界測地系に改定されました。

 それまでの日本測地系海図、参考図とは同じ緯度経度では約450mずれています。
 参考:海上保安庁のガイド

世界測地系での灯台の座標 


上の座標と同じ値を日本測地系の図上に表すと北西に約450mずれています


  GPSやGPSプロッターは測地系を設定変更できますが、今までは日本測地系に設定されて
 いるはずです。
  日本測地系  --   TOKYO
  世界測地系  --   WGS−84

日本測地系に設定されたGPSに表示される緯度経度を世界測地系の海図に書き込むと
約450m間違った位置を書き込むことになります。
又逆に世界測地系に設定されたGPSに表示される緯度経度を日本測地系の海図に書き
込むと約450m間違った位置を書き込むことになります。


つまり、日本測地系の海図や参考図には日本測地系に設定したGPS
     世界測地系の海図や参考図には世界測地系に設定したGPS

でなければならないのです。
これは、GPS内蔵のロムやデータカードに入っている海岸線データでも同じことで
日本測地系の海岸線データに合わすにはGPSを日本測地系に設定する必要があります

今まで日本測地系に設定されて正しく合っているGPSプロッターを使用している場合
に海図を買い換えたらどうしたらよいのでしょうか?
  GPSプロッターに表示される緯度経度は日本測地系ですから、その緯度経度は
  世界測地系の海図では正しい位置ではありません。しかし世界測地系の海図に
  合わす為にGPSプロッターを世界測地系に設定すると古い機種や新しい機種でも
  メーカー、機種によっはGPSプロッターの海岸線データ(ロムやデータカードに入っている)
  と合わなくなります。 GPSプロッターを世界測地系に設定する場合は海岸線データも
  世界測地系に合わす必要があります。
  メーカー、機種によって対応はまちまちです。
   1.自動的に合わせてくれる 
   2.地図の位置修正機能で地図を無理やり合わす
   3.海岸線データカードの交換や書き換え
   4.非対応
  **海上保安庁のガイドにはGPSを世界測地系に合わせたらよいと書かれて
    いますがGPSプロッターでは測地系のみを安易に設定変更してはいけません**

GPSプロッターの場合
    GPSの測地系:       設定
    海岸線データの測地系:  メーカー、機種によりさまざまな対応方法があります


今まで:   
   GPS(日本測地系)  海岸線データ(日本測地系)  海図、参考図(日本測地系)

海図等を買い換えると:
   GPS(日本測地系)  海岸線データ(日本測地系)  海図、参考図(世界測地系)

GPS設定を世界測地系に設定変更すると
   GPS(世界測地系)  海岸線データ(日本測地系)  海図、参考図(世界測地系)

海岸線データを世界測地系に対応させると
   GPS(世界測地系)  海岸線データ(世界測地系)  海図、参考図(世界測地系)    
で全部合うことになります。 ただし、他の日本測地系の人と釣りのポイントなど情報交換出来ない...

古いGPSプロッターで海岸線データが世界測地系に対応できない場合は..??
 GPS(プロッター無し)を購入してそのGPSを世界測地系に合わせてやるしかないかな..


450mというと、浅瀬、暗礁付近の航行、狭い水道や堤防付近などの視界不良時
の航行では重大事故につながります。
日本測地系と世界測地系の海図、参考図、GPSプロッターの海岸線データ、GPS
の設定等が混在してくることになるこれからは、これらのことをよく理解しておくことが
必要となってきます。