FAQ - iP6 Plus [Windy's room]


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Q. FAQとは?

A. Freaquency Answers and Questions の略です。 中には、実際に質問された質問も含まれています。 ここには、質問が増えるたびに、追加していきたいと思います。

Q. Windowsで起動したら、Can't read ROM files とおこられて、画面が出ません。

A. このプログラムの実行には、実機から取り込んだ ROMファイルが必要になります。そのため、まずは、実機からROMファイルを吸い出してください。 それから、プログラムでは、どのROMファイルがあるかを 検索しませんので、自分の持っている機種を configureメニューで設定してから、再起動してください。

Q. SRのROMイメージのチェックサムを教えてください。

A. 以下は CRC32 というチェックサムの値です。ROMイメージを取り込んだときの、参考にしてください。

saver3で取り込んだ直後のROMファイル

SYSTEMROM1-1	516B1BE3	(32KB)
SYSTEMROM1-2	C1096F19	(32KB)
SYSTEMROM2-1	760BE310	(32KB)
SYSTEMROM2-2	20C8F3EB	(32KB)
CGROM		73BC3256	(16KB)

結合済みのROMファイル

SYSTEMROM1.68	B6FC2DB2	(64KB)
SYSTEMROM2.68	55A62A1D	(64KB)
CGROM68.68	73BC3256	(16KB)

補足

CGROM60.68	331473A9	(8KB)
CGROM66.68	03BA2CF1	(8KB)

ちなみに、漢字が化ける時は、SYSTEMROM2-2をチェックしましょう。
非漢字が化ける時は、CGROMです。

Q. Windows 版でも、デバッグをしたいのですが?

A. 実は、Windows 版でも Unix版と同じ様に、実行中のZ80 CPUをデバッグすることが出来ます。-console という隠しオプションを使います。

iP6 -console とすると、エミュレータの後ろに、コンソール画面が表示されます。f11 を押すと、CPUの実行が一時停止されて、デバッグモードに入りますので、後ろのコンソール画面をアクティブにして下さい。

基本的な使い方は、Unix版と同じですが、何故か、q コマンドで、終われないというバグ・・を今発見してしまいました。(汗) そういうわけで、大変申し訳ないですが、終わられるときは、一旦、c コマンドで、エミュレータを普通の実行モードにしてから、エミュレータのメニューなどから終了するようにしてください。(_)

ちなみに、任意のアドレスに達したときに、自動的にデバッグモードに入りたい場合は、-trap xxxx ( xxxxは、アドレス番号)というオプションを指定してください。

Q.Windows でコンパイルするには?

A. Windows でコンパイルする場合は、まず、コンパイラを用意する必要があります。 私は、Borland のコマンドラインコンパイラである、Borland C++ Compiler 5.5.1 (無償版) でテストしました。

コンパイルは、make -f Makefile.win です。CC=bcc32 と、RC=brc32 の部分は、 各々の環境によって、書き換えてください。

ちなみに、Win32 APIしか使ってないので、基本的には、Microsoftのコンパイラでも行けると思うんですが、Makefileの互換性の問題があるかもしれません・・。

Q. SRのROMの吸出しに、saver3 は必要ですか?

A. saver3でないと出来ないわけではないですが、saver2 のバグが取れていない現状では、複数の手順を踏む必要があります。

  1. まず、モード6にする。saver2をロードする。
  2. saver2 で、SYSTEMROM1-1 を取得
  3. saver2 で、SYSTEMROM1-2 を取得
  4. saver2 で、SYSTEMROM2-1 を取得
  5. saver2 で、SYSTEMROM2-2 を取得
  6. 次に、モード1−4にする。saverをロードする。
  7. saver で、CGROM を取得して、名前を CGROM60.68にする
  8. 次に、モード5にする。saverをロードする。
  9. saver で、CGROM を取得して、名前を CGROM66.68にする

以上で、取り込みは可能です。

Q. SRのモード6で、テープの読み込みに失敗しやすいのですが・・。

A. これは、iP6 Plus が抱えている問題です。大変申し訳ないのですが、configure で設定パネルを開いて、sr line の数字を、0にしてから、ロードしてください。 そして、ロードが完了すれば、sr line を 80に戻してください。(_)

今のところ、対処療法しかありませんが、よろしくおねがいします。


ディスクイメージの作り方

フロッピィ読み書きツールとしては、ゆみたろさん作の NDittがあります。

Windows XP/Vista/7 (32/64bit) でも使えます。 ただし、使う際は注意が必要です。読み込む場合でも、プロテクトスイッチを有効にして下さい。


使用例:

読み込み

   nditt r 1DD A: hogehoge.d88
   nditt r 1D  A: hogehoge.d88

書き込み

   nditt w 1DD A: hogehoge.d88

※ 倍密度(2DD/2HD対応)のドライブで、1D(単密度)のディスクに、書き込んではいけません。
読むだけにしましょう。


他のフロッピィ読み書きツールとしては、 M88 の作者の CISCさんが作成されている DITTか、 それの派生版で、SMC-777用である、1DDitt が有ります。 しかし、DITT と、1DDittについては、ハードウエアに直接アクセスしているので、MS-DOSか、Windows 95/98/Meの DOS窓などでしか、動作しません。

これらのツール全般に言えることですが、かならず、マザーボードのFDDコネクターに直接接続された、FDDドライブでないといけないということです。USB接続のFDDドライブでは、動作しません。

Q. PC-6001 で、32KB にメモリーを拡張したいのですが

コマンドラインで、下記のように入力して、起動してください。 いちいち入力するのが面倒だと思うので、下記の内容をバッチファイルに記述して、実行ファイルと同じディレクトリに入れておけば、 以降は、そのバッチファイルをダブルクリックするだけで、起動できるようになります。

将来的には、GUIでいじれるようにする予定ですが、もう少しお待ちください。 よろしくお願いします。

iP6  -patch  0  -60

Q. iP6 Plus 4.7 を、gcc 4.0 以上でコンパイルすると、コンパイルに失敗します。

A. ソースリスト内に、[register] 指定してある箇所がありますが、これが問題を引き起こしています。 パッチファイルを用意しましたので、これをダウンロードして、ソースリストに適用してください。

使い方:

  1. iP6 Plus 4.7 の配布ファイルを展開します。
  2. 上記のパッチファイルを、src ディレクトリにコピーします。
  3. src ディレクトリに移動します。
  4. patch -p0 < P6-4.7-20061230.patch を実行します。
  5. make を実行します。

Q. iP6 Plus 4.7のコマンドラインオプションで、iP6 -help として、ヘルプを表示させると、そのまま起動してしまいます。

A. すいません。ヘルプを表示させたあとに、終了する処理を入れるのを忘れていました。(汗) 一つ上の FAQのパッチファイルを適用すれば、治りますので、よろしくお願いします。


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