step 9
セイリング・アングル別フォーム






1.クローズホールド 2.ウインドアビーム 3.クォーターリー 4.ランニング



1、クローズホールド (CLOSE)


爪先の向きはガニマタで左右対称に開きます


ボード上までセイルを引き込む

風に向かって走るため、もっともセイルの引き込みを必要とされます。セイルが最も重く感じられるところまで引き込みましょう。後ろ足のつま先をテイル方向に開いて、腰が進行方向に開かないように注意してください。風向は常に一定ではありません。デッドゾーンぎりぎりを走るクローズホールドではちょっとした風向きの振れで止まったり下ってしまったりします。回りの景色やセイラーの走りを参考にセイルトリムを細かく頻繁に行ないましょう。足への加重は後ろ足がメイン。前足に体重が載ると下りがちになるので後ろ足加重でボードの向きをキープしてください。

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2、ウインドアビーム (ABEAM)


前足の爪先を45度に開き後ろ足は直角に


セイル上に風を流す、という意識をもつ

クローズホールドの写真と比べると進行方向への体の開きが少し大きく、真後ろから見たカットでは肩の位置が少し後ろにあります。セイルが一番重くなるところまで引き込むクローズに対して、アビームでは全身をリラックスさせてセイル上に風がうまく流れるポイントを見つけることが重要になります。腰は開き過ぎず。両足の加重は半々ぐらいにします。

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3、クオーター・リー (ABEAM)

足の位置できまるセイルの開き


足の位置で決まるセイルの開き

かなりセイルを開いて乗ることになるので足の位置がフォーム作りのポイントです。中心線をまたぐように両足の爪先をともにやや進行方向に向けます。手の位置はクローズやアビームに比べてブームよりにずらし、セイル全体をボード上に起こして走ります。
左右の足のどちらかに重心が乗ってしまうと急激に向きが変るので、均等の加重を心掛けましょう。

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4、ランニング (RUNNING)

中心線をまたいで足を置く

ブームの真ん中よりを持ち、セイルを起こす

ブームの真ん中をもって、ジョイント上にセイルの重心がくるようにしてセイルを安定させます。アビームやクローズと違ってセイルに寄りかかれないので、自分のバランスでボード上に立っていることが要求され、左右の足のバランスの取り方が重要になります。

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