１、ベアの準備

ベアはタックと違って充分な体勢を作ってから入らないと前に飛ばされます。
前足のつま先の向きをノーズ方向へと向けること。そして、手幅、足幅を広げておくことです。
アビームからのジャイビングで風速は２m/s程度が初めてのジャイブには絶好のコンデション。
アビームのフォームから前足のつま先を進行方向へと開きつつセイル手の幅を広げ、セイルをボード上に起こしていきます。合わせて後ろ足も少し下げていきます。

２、クォーターまでのベアの動作

ベアの準備ができたら一気にセイルを引き込みまベアして行きます。ボードがクォーターを向いてひとまず回転が止まったら前足を下げ、セイルの引き込みを一旦緩めます。
セイル手を引き付けながら、マストをノーズ方向へと送り込んでいきます。後ろ足のヒザを充分に曲げ、前足はセイルに引っ張られる力に耐えるため突っ張っぱります。この前足の突っ張りがボードの回転を促進してくれます。
クォーターまで向いたところで、前足の位置を下げ、セイルを開いていきます。

３、さらにベアの動作

前足を下げると共に後ろ足も前足の位置より少し後ろまで下げ、手に位置をブームエンドよりにずらしていきます。このときブームを滑らせるように持ち変える。
手の位置をずらしたらセイル手でブームエンドを頭のほうへ引き付けながら、マスト手を伸ばしてマストをノーズ方向へと送り込みます。
両足の加重は均等にします。

４、ラフの動作

ランニングを向いたあたりでボードの回転は止まりかけます。そうしたらノーズ方向へと送り込んでいたマストをターンの外側に倒し込むようにして、ボードをさらに回し込みます。この状態はセイルのブームエンド側から風が入っている状態でのラフィングです。リグの重みに耐えスムーズなセイル返しへとつなげるため、マストがターンの外側にもっとも倒れこんだところで足の入れ替えをします。
前足をねじって腰の向きをターンの外側に向けつつ後ろ足を一気に大きく前にステップします。

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５、セイル返し

マストをターンの外側に押し込むのと同時に、足の位置を入れ替えます。

前足をねじって向きを替え、後ろ足はジョイント近くに大きくステップさせてノーズを押さえます。

さらにすぐにセイル手を離してマスト手の脇をしめ、体ごとセイルを引き起こしブームをつかんでジャイブの完了です。

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