step 7
タック (タッキング)

風上への方向変換
[手順タッキングマスター]



風下へのロスがなく効率的な的なタックは最初に覚える方向転換テクニック

最初にマスターする方向転換はタックです。風上にラフしながらデッドゾーン内までボードを向け、風軸を越えたら、ジョイントの前を通って反対側へ乗り移り、ベアしていく。この中でもデッドゾーン内を通過させながら反対側に乗り移る、という動作がネックとなり、微風時に限って言えばジャイブの方が簡単です。しかし、風下に大きく下るジャイブに対して、風上へと上りながら方向転換するタックを先にマスターしないと、たとえ方向転換に成功したとしても出たところへ戻れない、行きたいところへ行けない、なんてことになってしまいます。最初に覚える方向転換はタックです。



手順
1、クローズホールドでのセイリングから
タッキングはクローズホールドからアプローチするとラフの動作が簡単です。



2、ラフの準備
ラフの準備段階としては手幅と足幅を広げながらセイルを開いていきます。セイルを遠くに置くため腕を伸ばし背中を丸めます。



3、ラフィング
大きく開いたセイルをテイル方向へとゆっくりと倒し込み、後ろ足に加重することで開いたセイルにボードを近づけていきます。



4、乗り移り
フットがボード上まで来たらマスト手でマストを持ちヒジを伸ばし、セイル手はブームエンドを引っ張り上げるように。前足はジョイント前に移動し、マスト手を胸元に引き付けながら後ろ足を前足の横まで移動。最後に後ろ足の移動を大きなステップで行いながら体と入れ替えでマストを前に突き出します。



5、ベアの準備
セイル手はなるべくブームエンド寄りを持って、マスト手は伸ばしておいてベアの準備。前足はジョイントのすぐ前に置きます。



6、ベアリング
セイル手だけを頭の方へと引き付けて、マスト手は風下に送り込んでいきます。前足のヒザを伸ばしてノーズを風下へ送り込みます。



7、走り出し
ボードがクローズリーチまでベアしたら前足の位置を下げて、セイル位置を通常のセイリング状態へと戻して走り出します。



アニメーション



タッキングマスター
タックのステップは3歩だけ!


タックのステップの理想は3歩で終わらせること。そしてジョイントの前で両足が揃っている時間を極力短くする。ポイントはジョイントの前に前足を置く時に(最初の1歩)、ジョイントにからめるように、なるべく反対タックの方まで足を伸ばしておくこと。1歩1歩を大きく動かすようにすると、3歩で乗り移ることができる。



充分なラフを終えたら前足とマスト手を移動します。前足はジョイントにからめツマ先がテイル方向を向くように。マスト手はしっかりと伸ばします。両ヒザを曲げ、重心を低くしておきましょう。 後ろ足をすり足で前足の横まで移動。マストを突っかえ棒にして一気に移動します。と同時にセイル手もマストに持ち替えます。このとき上体の移動に合わせてセイルを引き起こす。 今までの前足はここから後ろ足です。後ろ足を反対側デッキのなるべく後ろまで伸ばしながら、新しいマスト手でマストを斜め前に突き出します。同時に新たなセイル手でブームエンド寄りをつかみます。 マストを持っていた手をブームに移し、セイル手を頭の横に素早くひき付けます。マスト手はヒジを伸ばし風下に送り込むように。前足をジョイント横に動かしつつ両ヒザを曲げて重心を下げ、ベアの重みに耐えます。


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