step 10
パンピング

加速させるためのパンピング
1、パンピングその1、 2、パンピングその2、 3、8の字パンピング、 4、ボードの押し出し



初速を高めたりスピードをあげるためのテクニック



パンピング その1
初速を上げるためのパンピングは、両腕を充分に伸ばしてセイルを遠くに置き、一気にセイルを引き付ける動作で行う。ヒザを曲げて小さくなったところから一気に伸び上げるようにしてセイルを引き付けて行なう




パンピング その2
微速プレーニングからの加速や減速を防ぐ為のパンピングとしては、ハーネスラインをフックオンしたままで漕ぐ方法がある。

1.ハーネスのフックを軸にして、セイルを開く
2.次にグッと力を込めてセイル手を引き付ける
3.再び元の1.の状態に戻る。この時にマストを前方に突き出すような動作を加えると効果的で、この動作を数回繰り返し、スピードが上がったら、通常のプレーニングフォームを取るようにする。



8の字パンピング
8の字パンピングはイラストのようにマストが描く軌跡が8の字であるところからそう呼ばれる。これは微風時に使われる方法で、主にロングボードで使われることが多い。(ショートボードでは使わない)

  1. 通常のセイリングから
  2. 進行風をセイルの風下面に受けないように引き込みながらマストを前方やや風下側に突き出していく
  3. 出来る限りマスト手が伸びるところまでマストを突き出す
  4. ゆっくりとマストを風上に移動しながらセイルを開いていく
  5. 目一杯セイルを開いて
  6. セイルに溜まった風を充分手応えとして感じられるように意識しながらセイルを引き込んで元のセイリングの体勢に戻る
引き込みの部分だけは速くセイルを動かしていく。




ボードの押し出し
ボードを横に押し出すことで減速を防いだり、加速したりするのは、セイルにそれなりの手応えがあるのに加速しないでいる時などに使う。要領はセイルに体重を預けておき、両膝の曲げ伸ばしを力強く行なうようにする。横に押されたボードは、加えられた力を前方に向かって解放することになるため、加速を得ることができる仕組み。





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