step 1 セッテイング |
1. リグのセッテイング方法 チューニング [ダウンテンション]、[アウトテンション] |
2. ボードのセッテイング方法 3、完成 |
パンツハーネスの装着法 |
1. リグのセッテイング
<パーフェクトセッテイングはダウンもアウトも一度に引かないのがコツ!>
通常のセッテイングではセイルに記されたデーターを元に行いますが、セッテイングデーターだけでなく、自分の目で判断したセッテイングを心がけましょう。特に新品のセイルと数回使用したセイルは多少、ダウンの引き具合もかわりますから。
@セイルにマストを通す
砂場ではマスト内に砂等が入らないようにマストキャップをし、マストのつなぎ目に隙間がないか注意しながらマストをセイルのスリーブに通していきます。(この時、カム付きのセイルの場合はカムに通していくこと)。
注意点:2本マスト(2分割のマスト)はマストのつなぎ目に隙間がないこと、又マストトップが確実にセイルのトップに入っていること。
マストをセイルのスリーブに通す | マストのつなぎ目に注意して慎重に |
Aジョイントの取り付け
ジョイントの長さを決め、マストにジョイントを挿し込みます。 (ジョイントの長さの決め方はココをクリック)
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左がマスト、右がジョイントです |
Bダウンの仮引き
ジョイントのダウンシートをセイルの滑車に通し、それなりの力でセイルに張りがでるぐらいまで仮引きする。
(ダウンの引く道具はハーネスでもいいし、専用の引く道具が各種でています。)
ダウンシートを滑車に通す | ダウンの仮引き |
Cブームの取り付け
ブームを取りつけ、アウトライン(アウト)を表示通り引きます。アウトを先に引いておくとダウンが引きやすくなります。
ブームの上下を間違わないこと | 動かない様にしっかり固定する | アウトを表示通り引く |
Dダウンの本引き
表示通りにダウンをしっかりと引きながら、セイルのリーチに目を光らせよう。ダウンテンションを強く引けばリーチに張りがなくなり、弱く引けばリーチに張りが出ます。セイルにMAXやMINの表示がされている場合はその位置までダウンを引くと言うことです。表示にとらわれることなく自分の目で確認しましょう。風の強い時はMAX、弱い時はMINまで引きます。(チューニング参照)
慣れるまでは、慣れた人に見てもらいましょう。
ダウンの引き具合によってはリグが軽くなったり、又重くなったりもします。
ダウンを風の状態に合わせて引きましょう |
Eアウトラインの微調節
マストを立てて、セイルを2〜3度返して、マストになじませてから、アウトラインをもう一度、引きなおします。
(フリーの状態から約1〜2cm引いたところがゼロテンションで、アップウインド時にはそこから又、2、3cm引き、ダウンウインドの時はフリーぐらいにあわせますが、アウトの調節ができない場合は通常ゼロテンションにセットします。(チューニング参照)
アウトシートをしっかり固定する |
Fバテンの確認
バテンのたわみも確認します。バテン付近にしわがある場合はしわがなくなる程度バテンにテンションをかけます。
Gハーネスラインの確認
手で測って二つ分がハーネスラインの前のストラップの目安です。 | ブームストラップの前後の間隔は、手で測って一つ分が目安です。 | ラインの長さは、体や風の強さによりますがヒジをいれてブームを握った状態が一応の目安です。 | セイリング中にハーネスラインの位置がずれないようにストラップはきつく取り付けます。 |
ハーネスラインは基本的には風圧中心に合わせます。初心者の方は少し前よりにセットします。以上でリグ部のセッテイングは完成です。始めは馴れた人に見てもらいましょう。
チューニング
チューニングが適切に出来ていれば、軽いセイルになり、バランスもよくなり早く走れるようになります。
セイルのチューニングに関する事を説明していきます。
MAXのところにマークしておく | データによるダウンの引き具合 |
<目視によるダウンの引き具合>
上記の数値データーでほぼチューニングはできますが、目視によってセイルの上部のたわみ具合によって確認します
セイルの大きさによってその時の風にあった張り方をします。ダウンを引けば引くほどマストはしなるのでセイルの上部が緩み、ダウンの引きが弱ければマストは真っ直ぐになろうとするのでセイル上部は張りがでる。
下図のセイル上部の破線の右側が緩んでいる状態で、破線の左側が張っている状態。
A | |
B | |
C |
<セイル表示の数値データによるアウトの引き具合>
下の写真を例に説明します。
○数値データ−が (MAX BOOM 2085 、MIN BOOM 2055)と記されている場合、イラストの左図を見てください。
セイルの前端から後端までの長さが一番引いたときのMAXで2085mm、一番緩めたときはMINの2055mmにしなさいという意味です。
<目視によるアウトの引き具合>
アウトテンションのかけ方によってセイルがパワフルになったり軽くなったりします。
通常 ”0”ポイント(初めて抵抗を感じるポイント)から2〜4cmの間ですがドラフトを見て微調節しましょう。
・下図のAの写真はアウトテンションを緩めにしているのでドラフトは深くなる。
セイルはパワフルになり、乗り手はそのパワーをセイル手(後ろ手)に感じるようになる。ただし、緩めすぎるとセイルを引き込みにくくなる。
・下図のBの写真はアウトテンションを強めにしているのでドラフトは浅くなる。
セイルの体感重量は軽くなりセイルを引き込みやすくなる。よってオーバーセイルの時は少し強めに引いて対処するあまり強めすぎはセイルがすかすかした感じで乗りにくくなる。
A | |
B |
2. ボードのセッテイング
@ボードにフィンをしっかり取り付けます。
Aダガ-ボードがあるロングボードの場合はダガ-ボードも取りつけします。
Bジョイントベースを取りつけます。
@最初にお腹のベルトをゆるめに仮止めし、ハーネスの両脇が腰骨に当たるように。 | A腿のベルトをきつく締めます。あまり上のほうへ引っ張り上げないように | Bハーネスフックを下方向へと引っ張るベルトをきつく締めてフックの位置を引き下げる。 | |
完成 正しく付ければお尻の形にジャストフィットします。ぶかぶかしたものは避けて、お尻より少し小さめのサイズを選び、ベルトをきつく締めることでフィットさせる。というのが基本。 |
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C太いベルトを力一杯締めつつバックルを奥まで力一杯押し込み、外れないように止める。 | Dおなかのベルトを軽く締めなおす。これを最初からきつく締めるとずり上がり状態になします。 | E背中に大きさを調整するベルトが付いているタイプは、最後にたるみをとります。 |