アプリの自動アップデートとバックグラウンド更新


 ネットでは「アプリの自動アップデート機能」と「Appのバックグラウンド更新」をオフにするとバッテリーの節約になるとの記載をよく見かけます。
 しかしこれらの違いを理解して設定しないとアプリの機能を発揮できないことがあります。以下に特徴と留意点を解説します。

 アプリの自動アップデート機能


 設定場所は、設定アプリの「iTunes & App Store」の中です。
 「自動ダウンロード」の「アップデート」をオン・オフすることで、「アプリ自動アップデート機能」をオン・オフすることができます。
 これはインストールしているアプリに更新がないか定期的にチェックして、更新が見つかったら自動的にアップデートしてくれるという機能です。
 手動でアップデートしなくていい反面、定期的に通信を行うのでバッテリーを消費します。
 なお、「モバイルデータ通信」をオフにすると、Wi-Fiに接続している時だけアプリの自動アップデートを行います。

 Appのバックグラウンド更新


 設定場所は、設定アプリの「一般」の「Appのバックグラウンド更新」です。
 これは一度起動したアプリが、ホームボタンを押してアクティブでなくなった時、裏で更新を続けるかどうかの設定です。
 ホームボタンをダブルクリックして開く「Appスイッチャー」に表示されるアプリの動作を設定するものです。
 Appスイッチャーに表示され待機している間、常に更新しているのが「Appバックグラウンド更新」に表示されているアプリです。
 特にGPSを利用するナビ系のアプリはバックグラウンド更新をオンにしておかないと、ホーム画面に戻った時に位置情報が反映されなくなってしまい、アプリの本来の機能が有効に使えなくなります。
 アプリの機能を理解した上で個別にオンとオフを設定する必要があります。
 また、バックグラウンド更新がオンのアプリは使い終わったらAppスイッチャーで終了させないとバッテリー消費が多くなります。

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