燃料タンク清掃


新造から22年経過の艇の燃料タンクの清掃です。
船体から取り外し工場に持ち帰り洗浄します。



底に1cm程ヘドロの用な物と多少の水が溜まっていました。
燃料給油時の異物の混入と、温度変化による湿気が原因と思われます。
ゴミと同様に水分はインジェクションポンプやノズルにとって大敵です。
燃料内に水分が混入すると、これらの部品の重要な摺動部に錆が発生して動きが悪くなり回転不良の原因となります。



艇体側の油水分離器もこのとおりです。
油水分離器の定期的なドレン抜きを行って下さい。(2~3ヶ月毎)
燃料フィルターの定期的な交換も推奨します。(200~300時間毎)



この艇は手遅れでした(汗)
プランジャーの固着で回転があがりません。
噴射ポンプオーバーホールです。
この様な高額部品を壊してしまう前に定期的に点検する事で未然に防ぐ事ができます。


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