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堀田明代(JHS滋賀)
啓林館『数学1年』p44「同じ数の積」。井上好文氏の模擬授業(先行実践)の追試である。井上氏より「累乗はハードルが高い。1時間目の指導として、P43の後に練習問題6(2)までを5分程度で扱っておく」(文責:堀田)と教えていただいた。この実践は2時間目の授業である。ただし、井上氏の模擬授業は指示4まで。練習問題6(4)の助走問題となっているので、指示5以降は堀田が組みたてた。
1.すっと例示問題に入る
練習問題6 (3)を扱う中で、例3の復習をする。
指示1 (−4)2×(−7) と書きます。
「累乗があれば、累乗をさきに計算します」
「累乗に赤でアンダーラインを引きます」 「(−4)2です」
「そのとおり」「横に、(−4)2 と書きます」
■板書1 (−4)2×(−7) (−4)2
発問1 どのような意味ですか。
「(−4)×(−4)です」
「その通り」「計算して、=」 「計算して、=16です」
■板書1’ (−4)2×(−7) (−4)2
=(−4)×(−4)
=16
発問2 (−4)2を計算すると、どうなるのですか。
「16です」
「アンダーラインの下に書きます」「=、残りの式を書きなさい」
「計算してごらんなさい」 「−112です」「−112です」
「そのとおり。赤で○」
■板書1” (−4)2×(−7) (−4)2
= 16 × (−7) = (−4)×(−4)
= −112 =16
2.助走問題
まちがえやすい点が強く意識づけられるように組み立てる。繰り返し累乗の意味を確認する。
指示2 先生と同じように書きなさい。 (−62) 書けた人は起立。
「お隣とノートを交換します」「同じように書けていたら○」
「かっこ、マイナス、6の二乗、かっこ閉じる」
「あっていた人は座ります」「まちがえた人は正しく書いて座ります」
指示3 その下に、−62と書きます。
「どのような意味ですか」 「−(6×6)です」
「計算して、=」 「計算して、=−36です」
指示4 (−2)3 と書きます。 お隣と確認。
「どのような意味ですか」 「(−2)×(−2)×(−2)です」
「計算して、=」 「計算して、=−8 です」
3.練習問題6(4)を例示問題として扱う。
指示5 練習問題6 (4) 指で押さえてごらんなさい。
指示6 式を写します。
「さん、はい」 「(−62)÷(−2)3です」 「正しく書けた人は赤で○」
発問3 最初に計算するのは何ですか。
「累乗です」 「そのとおり」「累乗があれば、累乗をさきに計算します」
発問4 次に何をするのですか。
「赤でアンダーラインを引きます」
発問5 次に何をするのですか。
「その下に答えをかきます」「=を書きます」「残りの式を書きます」
「累乗を計算して、=、さんはい」
「累乗を計算して、=(−36)÷(−8)です」
「符号は?」 「プラスです」
「分数で表して?」 「36/8 です」
「約分をして、=」 「約分をして、= 9/4 です」
「そのとおり」「赤で○」
(先行実践)2004年5月JHS関西例会での井上好文氏の模擬授業