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堀田明代(JHS滋賀)
大日本図書『中学校数学1』P13。数直線を負の数に拡張する授業である。井上好文氏「比例のグラフ」の実践(註)を参考にした。生徒たちが自力で数直線を拡張し、達成感を味わうことができる。
1.正の数直線をかく
指示1 4行あけて、罫線の上。まん中に点をとりなさい。お隣と確認。
指示2 右に線をひきます。ノートの端まで。
指示3 1cmを1とします。黒板のように目盛りをうちなさい。
指示4 +3 を表す点をとります。
「1、2、3(目盛り数える) ここに点。下に+3と書きます」
指示5 +6を表す点をとりなさい。
「1、2、3、4、5、6 ここに点をとった人? (挙手)」
「下に+6 と書けている人? 赤で○」
続けて + 4.5 、 0 を表す点を取らせる。
2.数直線を拡張させる
指示6 −3を表す点をとりなさい。
「?」「えっ?」「先生どうするの??」 「−3 を表す点をとりなさい」
クラスの3分の2近くが定規を持って線を延ばし始めるまで待つ。
「すごい。とっても、かしこい!」
発問1 ○○君、どうやったのですか?
「線を左に延ばして・・・・」
「こうやって延ばしたのですね」(板書) 「そうです」
「こうやって目盛りをかいたのですね」 「そうです」
「ここに点をとったのですね」 「そうです」
「下に−3 と書いたのですね」 「そうです」
「同じようにやった人?(挙手) 正解!赤で○」
指示7 −6を表す点もとりましょう。−4.5もとります。
発問2 0に対応する点、これを何と言うのですか? これはとっても簡単です。
「原点といいます」「そのとおり」(原点と板書)
発問3 (教科書の図のように右向きの矢印をかいて) 原点から+1に対応する点への向きを何というのですか。
「正の向き といいます」
(左向きの矢印をかいている生徒がいる)「はやい」
発問4 (左向きの矢印をかいて)原点から−1に対応する点への向きを?
「負の向き といいます」「 そのとおり」
指示8 一番下の「約束」 さんはい。
「約束 数直線では、ふつう左から右への向きを正の向きとします」
《註:参考》井上好文氏: 『月刊中学TWO-WAY』 2004年11月号 VOL.20 p2
西野一葉氏:『向山型数学教え方事典第1学年』(明示図書)p112
森貞岳志氏: 『1年比例のグラフ』 インターネットランド1125147 http://www.tos-land.net/