代 表:都村尚子
   住所 :〒582-0026 柏原市旭ヶ丘3-11-1
        関西福祉科学大学 都村研究室内
   e-mail:mitamura@tamateyama.ac.jp(担当:三田村)
   Facebook:関西バリデーション研究会
             『いつかは皆さんもバリデーション・ワーカー!!』

  日本バリデーション協会から公認いただき、バリデーションティーチャーの都村尚子を中心
  として、研究会を行っています。
   「バリデーションに興味はあるけど…」「本格的にバリデーションを学びたいけど…」と思い
  ながら日々のケアに追われたままになっている皆さん、一度こちらに参加してみませんか?

認知症を
生きるということ

ひとつ、ひとつ、
長年かけて得た大事なものを
失っていくということ
しかし、
大事なものを、どんどん失うことすら、
わからなくなるのではない。
感情は残っているので、
喪失感はつのっていく。

たとえば、記憶を失い
さらに、今自分はどこにいて
今が何月何日で季節がいつなのか
目の前にいる人は誰なのかもわからなくなる。
そんな彼らを
現実世界に引き戻そうとするのではなく
何の確証もないのに、
自分の都合で「大丈夫だよ」などと
励まそうとするのでもなく

彼ら自身の内的世界を受け入れて
そっと寄り添ってくれる人がひとりでも現れて
「苦しいね」と温かい優しい声で言ってくれたら
その苦しみは半分になる
そして、暖かい手で
肩をそっと包み込んでくれたら
不安も半分に。

それが、「バリデーション」
    それは、誰にでも可能です。
自分を見つめる
少しだけの勇気と
認知症を生きる人への
思いさえあれば。
これまで「話せなくなったら、もうお手上げ!」
だった彼らを
「絶望と嫌悪の最期」から救出し
「ここまで、生きててよかった」という思いの中で
最期を迎えていただくことを
可能にできるのは
「あなただけ」なのです。

どうぞ、彼らの真正面に座り、
彼らの目を見つめ、呼吸を合わせてみてください。

「バリデーションへの誘い」より
著者 都村尚子
発行所 全国コミュニティサポートセンター
http://www.clc-japan.com/