7回目


7回目は頭部のセションです。
なッ、なんと・・・口の中や鼻の穴の中までロルフィングするのです。
すごいな〜〜
本気度を感じます。
鼻の穴の中というのはクライアントの希望で辞退することもできるんですが、
モチロン私はしていただきました。
だって興味あるじゃないですかぁ。

オフィスに行くとmさんは薄いナイロンの手袋を準備して待っていてくれました。
拒否権があることは教えてくれましたが
mさんもやる気満々で改めて「やりますか」とは聞かれませんでした。

カラダに触れるということはそれだけで親密さを作り出します。
しかもロルフィングはセミヌードで受けます。
もう7回目でもあり、mさんとも仲良くなり
言わなくても「この人はやるだろう」
と思われたに違いがありません。

まずはしかし首や鎖骨の辺りから触っていきます。
私は左右鎖骨呼吸が激しくて右の首肩がいつも突っ張っていて
顔も上半身もふ通にしていると右に倒れています。
右を触るとやはり痛いです。
けれどもmさんは
「左もけっこうきついですよ」といっていました。
そういえば鍼を打つと左の方がよく効いた気がいつもするのです。

次はアタマです。
頭皮の下にも薄い筋肉があり、ストレスが溜まってくると
頭皮の皮が緊張してきます。
そうすると頭痛の原因になったり、
眠れなかったりしてきます。
頭を揉むのは良い方法ですが、
頭蓋というのは呼吸とあわせると簡単にずれてしまうことがあるので
気をつけなければならないと私は思います。
頭皮が緊張するのは
ストレスだったり、肩の凝りや運動不足などなどから来ているので
そちらのほうからアプローチをかけたほうがいいと思います。
とここまでは私の考えです。

頭皮が終るといよいよ口です。
なんていったらいいんでしょう。
口の中のほっぺたとくっついているところをロルフィングしていきます。
かなり痛いです。
mさんが「痛くないですか」ときいてくれますが、
口の中なのでいたいのは当たりまえだし、
しゃべりにくいので「うう〜〜」といいます。
イイエのつもりです。
mさんが続けて
「村川さんはそんなに堅いところがないです」
といってくれました。
そういえば口に入る前に口を大きく開けたり閉じたりして
「ガクガク言いませんか」
ともきかれて
「言いません」
というと
「言わない人の方がこの頃珍しいです」
といっていました。
プチ顎関節症みたいなもんだんでしょうが、
改めて今の人ってストレスだらけなんだな〜〜と感じます。

次は鼻の中
鼻は指を入れるといったって、
てっきりちょっと入れて小鼻の辺りをするんだと思っていましたが
なんのなんの
ぐぐ〜〜っと奥まで入れて
副鼻空にとどくんじゃないかと思うほど深く入れました。
涙が自然に出てきてしまいます。
また「痛いですか」ときかれましたが
痛さよりもこんな鼻の奥に他人の指が入るという経験の方がショッキングで
「力を抜いて」
といわれますがどんどん力が入ってしまいます。

しかし終わったあとはすごくスッキリした気分です。
mさんが耳を掴んで左右斜めにクイッと引っ張るのですが
そうすると頭部が飴になったようにねっちょっ〜〜と
斜めに引っ張られる感覚がします。
頭が飴になったみたいに感じます。
感覚だけですけど・・・

帰ると夫が
「お!あれ!なお・・なんかなんか若返った気がするよ。より美人になった」
といってくれました。
(より美人に・・・ということは初めからパパは私のこと美人だと思っていたということですウフフ)
「え〜〜いくらなんでもそんなスグに変わらんよ」
と言いましたが
鏡を見るとどこがということはないけど
いい感じです。
たぶん顔の左右差がより減って整った感じがするのだと思います。
恐るべし・・ロルフィング・・・
でもなんかウレシイ!

顔の歪みストレッチ

 mさんは
「村川さんの口の中は比較的やわらかい方です
みんなすごいですよ。口をあけるときカクカク言う人も多いです。」
といってくださいましたが、
私こそ、口の中が堅く顎関節症になっても不思議ではない要素がいっぱいなのです。
 私は歯があまりよくなくて治療してある歯が多いのでかみ合わせもあまり良くないですし、
その原因というのが歯医者さんに言わせると歯軋りです。
(本人は寝ているので自覚がありません)

ですから顎関節症になってもおかしくはありません。
実際大きく口を開けるとカクカクいうところがあったり口があきにくかったりした時期がありました。
その頃私は実は体調が悪くてそれを治しに行きたくとも外にでることができませんでした。

 カクカクいうのは顎関節症の前触れ、
 歯軋りはストレスが原因のひとつ
というくらいの知識はありましたから
自分でストレスケアと口のストレッチをして治しました。
私の仕事はココロのしんどい人のお話を聴いたりしてやはりストレスの高い仕事ですから
ストレスケアと口のストレッチは今も続けています。

 プロの手を借りて
ロルフィングを受けたり、心理療法を受けれたりするのは
シアワセな事だと私は思います。
だって、お金がなかったらそういうことは出来ないし、
せめてセラピストさんのところまで行く体力がなければ叶わないことです。
 けれども一番大切なのは
自分自身がどれだけ自分をかまってやるか
ということだと思います。

 私のところでは初めに同意書を書いていただきますが、
その中の一文に
「セラピーはクライントさんとセラピストの共同作業です。
だからセラピストもせいいっぱいやるけれどもクライアントさんも一所懸命参加してください」
ということが書かれたところがあります。
 同意書はただの契約ではなくて、
これから“やるんだ”という決意表明であり、コミットメントだと思っています。
 同意書はセッションの前の付録ではなくてその一部だと思います。
 しっかりコミットメントをしてやるべきことをしっかりやってくれた人は
必ず変化が起こり、それを受け取ることができると、日々のセッションを通して感じます。
 
 プロの手を借りれることはシアワセですが、
           結局は本人の気持ちと力なのだと思います。
 
 私がそうだったように、
もしかしたらお金がなくて、体力がなくて、セッションは受けれない
と残念がっている方もおられるかもしれません。
 どうそそういうアナタに今できることをできるだけやってみてはどうでしょう。
 プロの手を借りれることはシアワセですが、
プロは助けるだけです。
本当の変化はアナタが自分自身を思う気持ちの中にあると思います。
 
 みんな一緒にファイト!


翌日


7回目は頭部のセッションで頭部を触っただけなのになぜか今度は
足が地面にピタッとつくようになった気がします。
右半身に凝りも最初に比べて随分ラクになりました。
不思議だな〜〜

ロルフィングの説明では一度10シリーズを終えると以前の状態に帰らないそうです。
この状態が安定するということですよね。

だといいな〜〜。