人は分かりたいことしか私からないし、魔法はないのです!
とは言っても “奇跡” と言うのが人は大好きです。
私も大好きです・・・うふふ
先日奇跡の起こし方について上手いこと言った人がいました
「奇跡を期待してはいけない。しかし奇跡なんか絶対起こらない、と思ってもいけない。
奇跡は起こるかもしれないし、起らないかもしれないかも知れない・・・
期待せず否定もせず、今やるべきとこを精一杯すること」
とその人は言いました。
その通りだな〜〜上手いこというな〜
と思ってきいていました。
あるお母さんが娘さんが不登校だと言うことで来られた事がありました。
「どうしても学校に言ってほしい」とお母さんは言い
娘さんは「どうしてもいやだ」と言っていました。
娘さんは高校生で義務教育ではないし、もう半分は大人で無理やり何かをさせる年でもないし、
こんなにいやがっているんだから、止めるにしても行くにしても
とにかくお母さんがこれ以上とやかく言うと逆効果です。
と言うようなことを手を変え品を変え説明しましたが
どうしても行ってほしい、
どんなことをしても行ってほしい、その為なら催眠術でも何でもやってほしいと言われました。
そういう奇跡を期待してこられたのです。
なので、やっぱり何度も何度もそんなことは出来ないんだ、という説明をし、この奇跡の起こし方の話しをしたのでした。
苦しげな顔で聞いておられましたが、このお母さんはホントに素晴らしい方だったのです。
最終的には『行っても行かなくても良い、あんたの好きにしなさい。』と言えたのでした。
そしてなんと!次の日から娘さんは学校に行きました。
どっちでもいいと思えたとき、奇跡は起こりました。
不登校児とお母さんはペアで来られますが、実はどの方にもこの話はします。
お母さんは愛がありすぎて、子供を思うあまり、
「奇跡を起こせよ〜〜」とプレッシャーを与えている事が多いからです。
奇跡ってきっと自由で伸びやかなココロになった時起るのですよね。
『行っても行かなくても良い、あんたの好きにしなさい。』
と行って「じゃァ、行かない」と言う選択をすることもあるのですが、
本当に『行っても行かなくても良い、あんたの好きにしなさい。』
と思えたお母さんはそれも受け入れてくれるのです。
行かない選択をした事がずっと先、凶とでる、とは限りません。
吉と出ることだってあるのです。ましてや小さい子供ならなおさらです。