ブリージングのこと


ブリージングってこんなのです

1970
年代のことです。レオナルド・オーさんはその日バスタブの中で眠り込んでしまいました。彼はいつの間にか深く激しい呼吸を自発的にしていて、気がつくと誕生時の再体験をしたのでした。その後彼は、ある種の呼吸が誕生時の記憶を呼び起こしたり、超個的体験を誘導するのに気づき、それを意識的に行うリバーシングを考案したといわれています。
そして今<ブリージング>という時、オーさんが無意識にしたような深く激しい呼吸のみをそう呼んでい事もありますます。

 もちろん私のところでもセッションで皆さんにもこの深く激しい呼吸を体験していただきますが、私はブリージングをもっと広範囲に捉えています。自分の呼吸をじっくりと感じたり、生活の中で生かせるような呼吸の知恵やヒーリングのための深くてゆっくりとした呼吸、そんなものも提供していきたいと思っています。

ブリージングミニミニ私の体験談

 ある日の事です。友達が「大きい呼吸はそんなに長く出来ないよね」といって話しているのを聞きました。私は心の中で「そんなことはないできるんじゃないかな〜」と思ったんです。
何しろ私は呼吸法を長年やっています。
友達が言っていたのと多少やり方は違っていても自信がありました。
早速その日の夜、私はその友達が言ったやりがたで呼吸を始めました。
30分ぐらいたったころでしょうか、急にからだの中心線がボコボコと波打ち始めました。手首を触ると脈を感じますよね。あの脈を打っている感じが胸にもおなかにも感じるんです。

ぇ〜〜!!!なんじゃこりゃ


 すぐに友達が言っていた方法(ブリージング)のセッションを受ける事にしました。
今度は一人ではありません。先生の誘導に従って呼吸をしていきます。
すると息をしているだけなのに手がしびれてくるではありませんか。なんかビリビリするな〜って程度ではありません。2時間くらい正座したあと立ち上がったときみたいです。その感覚が手から胸の方に伸びてきます。
ひえ〜先生助けて〜。
シェアリングでそんなふうに言うと先生は冷静に「なんか上半身ばっかりに感覚があるな」「じゃあ今度はエネルギーを下半身に送って」とおっしゃいました。そこでイメージで足にエネルギーを送ると手よりはずっと弱いけれど足がしびれるんですぅ〜。
シェアリングの時、話していく中で自分の下半身の弱さが現実を生きてく弱さと対応しているのを感じました。 そしてそれは呼吸を通じて自分でも癒していけることも実感しました。
他にも右半身の硬さ、肩の辺りに集中する痛み、呼吸が教えてくれるいろんなメッセージに気づきました。
もう1つ
セッションの途中で飲んだ水の甘い味は今でも忘れられません。
セッション前に飲んだときは確かふつうの水だったのに
甘く感じるくらいの甘さではなくて、はっきり甘みを感じる甘さなんです。
「それがホントの水の味です」
と先生はおっしゃいましたが、う〜〜ん、とっても不思議です。

帰ってしばらくしてから気づく事もあります。
実は私は数年前から
時々「息を吸わなければ」という気持ちが急に湧いてくる事があってまるで酸素不足の金魚のような呼吸を時々している自分を感じていました。
それがホントについこないだ気がついたところなのですが、ブリージングのセッションを受けてからいつの間にかなくなっていました。
エネルギーをもっと取り込まないとやっていけないとあせる気持ちを手放せたのかもしれません。

呼吸ってホントにホントに不思議ですよね。