伊賀の里近郊ドライブ 春はイチゴ 秋はぶどう狩り





奈良町 一福茶屋   奈良町 吉野葛の天極堂

猿沢の池の南、元興寺一円を奈良町と呼び、古い家屋を改築したCafeや雑貨屋などが並ぶエリアがある。
ノスタルジックで落ち着いた雰囲気が好きで、ふらっとランチに、ちょこっとCafeに、やっぱりディナーも・・・、歩けば歩くほどに新しい発見がある奈良町にすっかりはまってしまっている。

はじめに、吉野葛で有名な老舗天極堂さんの奈良町店一福茶屋にて休憩することにした。
県庁向かいにある本店はいつもお客さんでいっぱいですが、こちらでは静かに吉野葛を頂く事が出来るので、足を延ばしてみた。

また一福茶屋の隣にあるカナカナや、奈良町工房の石畳を抜けた先にあるフレンチレストランO・MO・YAは旧家の佇まいが残る、これぞ奈良町って感じの温かみあるお店。
O・MO・YAに関しては江戸時代のお屋敷とでも言いましょうか、フレンチと町屋がとっても上手く融合したお洒落なレストラン。木の香り漂うゆる〜い空間の中、美味しい料理を楽しむ事が出来る、私の隠れ家的なレストランでもあります。
(# v。v)o掘りごたつ席、めちゃ良いですよ!
「旅館に来たみたいで帰りたくなくなるね」(ё_ё
女心を酔わせる術を持ち合わせていない私ですら、耳にしてしまいそうな台詞?O・MO・YAはとっても素敵なのです。


奈良町工房の石畳 突き当たりにO・MO・YA 奈良町のお洒落なCafe カナカナ 奈良町のお洒落なCafe カナカナご飯
石畳の先にO・MO・YAはあります
ランチやカフェとして良く利用するカナカナ ヘルシーなカナカナご飯が人気です


奈良町の古い町並み   奈良町 蚊帳暖簾の店 吉田蚊帳
ランチやお茶をした後は、奈良町をあてもなくぶら〜りと歩きたくなります。
碁盤目状にもかかわらず迷子になってしまいそう。
すると決まって出てくる蚊帳ふきんの吉田屋さん、今回も萱で出来たコースターを2枚買って帰りました。


奈良町のCafe 寧估庵   奈良町のCafe ねこ庵
寧估庵 何て読むのでしょうか?
格子の隙間から猫が「ニャンコ庵?ニャンコ庵?」って手招きしていました。
もしかすると
ね・こ・あ・ん?って言いたかったのでしょうか?
準備中のため中の様子は分かりませんでしたが、店内は骨董品が並ぶレトロな感じのCafeでした。

 奈良町の身代わり猿 奈良町資料館の身代わり猿  庚申堂こうじんどう
身代わり猿(奈良町資料館前)   庚申堂(こうじんどう)

奈良町界隈では、軒先にお猿さんをぶら下げているお宅をよく目にします。
一見、飛騨高山のサルボボと見間違えてしまいそうですが、
これ一体なんなのでしょうか?

アノネ (/^o(・・*)  ここからは某HPからの引用なのですが・・・
人間の中には悪い3種類の虫がいてて、
寝てる間にその人が犯した悪行を天帝に知らせに行くらしいのです。
その告げ口をしにいく日が60日に一度、つまり庚申の日にあたるとのこと。
チクられたら困りますよね〜、
と言う訳で、その夜は眠らないようにみんなで酒盛りをするんだって・・・。
しかし眠ってしまうこともあるでしょう。
その時はお猿さんに身代わりになってもらいましょう、これが庚申さん信仰ってもの。
このような名残から、今では悪行払いとして家族の人数分のお猿さんを吊るしているんですね。

奈良町 格子の町並み 
 
 奈良町 格子の家
      奈良町 格子の家

格子が連なる通りで、お部屋を見学する事ができる格子の家を訪ねてみた。
格子って外から見ると中は見えにくいんだけど、中からは案外外の様子が分かるんだなぁ〜。
真夏でも風通しが良いし、見た目にも構造上にも涼を感じさせる。


奈良町 元興寺
元興寺 
 猿沢の池
猿沢の池

奈良公園

レトロな小路をふらりと歩き続ければ、ほどよく足も疲れてきます。
もう一軒、町屋のカフェに行く事もあれば、
関西の方なら遠足でよく来ただろう奈良公園や猿沢の池で鹿と戯れ、亀を眺めて懐かしみを覚えたりする。
時に元興寺で蘇我馬子や明日香の息吹を感じたりもした。




興福寺のライトアップ  夜にもなれば、興福寺の五重塔がライトアップし、静寂な中で異彩を放つ。
・・・のだが、
今夜はやけに騒がしい。
最近では神社仏閣でもライブなどが行われたりするけど、今夜も誰かのライブが行われている様な感じ・・・、音に引かれてみると、ちょうど屋外で上映されていた蝉しぐれのエンドロールの真っ最中であった。

見終わった人に混じり外に出ると、「すいませんよろしいですか?」と声を掛けられ、マイクを向けられた。
「奈良テレビなんですけど、映画如何でしたか?」
「えっ・・あの・・・、いや・・・単なる通りがかりでして映画は見てないんですよ」
「そ・・そうでしたか?」これで引き下がってくれりゃ〜良いのに、「こう言う企画に付いて何か一言お願いします」って質問されちゃったよ。
「そうですね〜、五重塔の横で映画を見るってのは一見異色にも思えますが歴史ある建造物の隣で新しい取り組みにチャレンジするってのは面白い企画だと思いますね。新しいモノと古いモノの融合によって温故知新が若い人たちに伝わればそれは素敵な事でしょうし、奈良町での町屋カフェの様にきっと心地の良いモノになるのではないでしょうか?」なんてえらそ〜に言っちゃったから・・・・

口は災いの元です!
ちゃっかりその日のニュースで流されちゃって・・・、今日は遠出するから泊まってくるよって伝えていた私はすっかり奈良にいる事がばれてしまいました。
奈良で寝たにもかかわらず、身代わり猿は身代わりにはなってくれず・・・ 







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