潮風に揺られてまずBeer 大アサリの焼ける香りでまたBeer
       


伊良湖サイクリング





売店で缶ビールを買い込み近鉄特急に乗り込めば、ビールと車輪から伝わる振動がとかく心地良い。
後部座席から聞こえる「竹やん竹やん、ビールと珍味置いとくで」と言う、おっさんの会話も全く気にならない。
久方ぶりの電車旅、とかく上機嫌なのだ。

大阪から約2時間で鳥羽。ここから伊良湖への交通手段は船。
フェリー乗り場へと軽い千鳥足で向かえば、350円の追加料金で特別席にランクアップできるとの事。
「ホホォ〜、ビール1本我慢すりゃ乗れるやん」と言いつつも
ビールを3本買いこんで特別席に乗り込めば、快適なあまりすぐさま深い眠りに落ちてしまった。

汽笛の音に目を覚まされると眼前には伊良湖岬。
「ビール飲み切ってないやん」と、体を起こせば軽い頭痛。思わず左目をつぶってしかめっ面。  
しかしそんな弱っちな顔はしてられません、なんてったって今回の目的は大アサリをあてにこれまたビールを飲むこと。
まだ飲むんかい!!\(`ε´;)
五臓六腑に染み渡りきった体からアルコールを抜くため、伊良湖では飲酒運転なサイクリングに挑戦したいと思います。




伊良湖海水浴場

自転車は、伊良湖旅客ターミナル・伊良湖ビューホテル・伊良湖ガーデンホテル・休暇村伊良湖でレンタルする事ができますが、宿泊先でもあった伊良湖ガーデンホテルにてレンタルすることにしました。

つ〜か、貸してくれるチャリンコは100パーセントおばチャリ。
幸いハンドルに傘を取り付けるサスベーやハンドウォーマーが付いていなかったので、完全なるおばチャリ化は間逃れる事が出来ましたが・・・。


レンタル料金は1時間300円
3時間超過は一律900円。





1000メートル


伊良湖岬灯台

三河湾と太平洋を一望する渥美半島の先っちょに建つ伊良湖岬灯台は、日本の『灯台』50選に選ばれているらしい。
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!  日本の○○××選!!!

灯台を見ると昭和を感じてしまうのは私だけだろうか?
次いでもう一つ連想するもの。それは親のアルバム!
灯台を背に片足を岸壁に乗せポーズをとるおとん。
潮風に髪をなびかせながらも、日傘は斜め持ちなおかん。
残りの49選の灯台の中で、昭和なイメージを払拭してくれるお洒落な灯台ってあるのでしょうか?


500メートル


恋路ヶ浜

恋路ヶ浜ってなかなかなネーミングですよね。
名前どおり、砂浜にはたくさんのカップルが手をつなぎ大小それぞれの足跡を砂浜に残しておりました。

幾多のカップルが
聞いていた潮騒の音 
寄り添いながら歩く綺麗な白浜
そして美しい松林。
実はまたまた キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
それぞれ、
日本の『音風景』百選 日本の『渚』百選 日本の『白砂青松』百選に選ばれ、また灯台から日出の門に伸びる道は、風光明媚なサイクリングコースとして整備されている為日本の『道』百選としても選ばれているそうです。



伊良湖岬の大アサリ

店から漂ってくる香ばしい香り。
醤油の焼ける臭いを嗅ぐと日本人やなぁ〜とつくづく実感してしまう。

店先でお婆ちゃんが焼く大アサリの香りに手繰り寄せられれば、汗ですっかりアルコールが抜けきったのかまずはビールに手が届く。そして一息ついたところで大アサリを1人前注文した。
1人前はしっかりとした大きな身が3個。噛めば噛むほどに口の中に広がる醤油とアサリの甘みにうっとり。貝柱の歯ごたえの良さには目をつぶった。

この地を訪れた上司から聞いた話なんだけど、一人前が1個だと思っていたので、5人前を注文したら大アサリが目の前に15個並んだという話を思い出し、吹き出しそうになってしまった。


  
1人前 500円 3ヶ


1300メートル


日出の石門(岸の石門)


外海の荒々しい波の浸食により真ん中だけがすっぽり空洞化してしまったそうです。
左の日出の石門は別名『岸の石門』と呼ばれ、実際に有名なのは海上に浮かぶ沖の石門の方なのだとか・・・。後日この事を知った為、沖の石門には全く気付きませんでした。
恋路ヶ浜からだと、沖の石門の空洞が見て取れるそうです。

ここで目を奪われたのが、石門ではなく水着の女の子を取り囲んでの撮影会。オタクっぽいカメラ小僧が嬉しそうにファインダーを覗いています。売れないアイドルの撮影かと思いきや、ネットで私を撮りたい人集まれ〜って呼びかけに集まった小僧達だそうな・・・。その様子が右すみにちょこっと写っていますが、たしかに石門を撮るならワシもギャルを撮りたいや・・・。またまたおっちゃん化ですね。


5500メートル

シーサイドファーム伊良湖

10月一杯まではメロン狩りが楽しめると聞く・・・
海からの潮風とメロン畑から漂う甘い風が入り混じる中、シーサイドファーム伊良湖へのサイクリングロードを楽しむ。

メロン狩りとメロン食べ放題パック(3100円)を申し込み、まずはメロン畑へ向かったのだが、メロンってツタに出来るんだと恥ずかしながら初めて知った。スイカみたいに出来るんじゃないんだね。
気に入ったメロンを一つ選んだ後は、別棟に移動してのメロンの食べ放題。と言ってもそんなに食べれるはずもなく画像の下段一列でお腹はパンパン。食べ放題に来ていたおじちゃんからウィスキーをかけたら香りがよくなるよと聞かされ真似てみれば、なるほど大人の味になる。
せっかく抜けたアルコール顔がまた赤らみ始めてしまったが、頑張ってペダルを漕ぎ出すとすっか・・・。



喫茶 かわぐち メロンフラッペ

国道42号線沿いに、カキ氷の超人気店かわぐちがあります。
人気の少ない伊良湖において、ここだけは行列が出来るお店。
ちょっぴり待った後、お目当てのメロンフラッペを注文。
とっても大きそうな予感がしたので2人で1つを注文したのですが、正解でした。

お味は勿論メロン味です!

アルコール数珠つなぎの親父なサイクリングになってしまいましたが、最後はメルヘンっぽく虹のアーチをくぐって終了!

ホテルで頂いたサイクリングマップを基に上記Mapの点線部を周ってみたのですが、定番コースは伊良湖旅客ターミナルから日出の石門までの往復だそうです。多少の上り坂にめげそうにはなりますが、整備されたサイクリングロードが続くので車を気にせず、親子連れでも楽しめると思います。


愛知県渥美郡(渥美半島の先端)


東名高速道路豊川ICから90分


東海道新幹線豊橋駅よりバスで90分



近鉄難波駅(大阪)から近鉄鳥羽駅まで特急で2時間 伊勢湾フェリーにて55分