シガラキアルマジロ

げっ歯目 甲冑ネズミ科
体長:20cm

絶滅種。
1963年、滋賀県信楽町で確認されたのを最後にその姿を消してしまった。古い大木にできたウロに巣を作って住むおとなしい草食獣であったが、近年森林の伐採による樹木の減少、また開発による森林そのものの減少によって住む場所をうばわれたのであろう。
こうした日本固有の種族が姿を消してしまうのは心が痛むばかりである。
なお、現存する写真も少なく、この個体は装飾用の置き物として剥製にされたもので、網タイツとハイヒールをはかされている。たれさがったふたつの乳房がなまめかしい。

(岡部