オオアリクイモドキ

食肉目 オオアリクイモドキ科
体長:80cm

一見アリクイのようであるが、生物学的には全く別の種類。
おだやかそうに見える外見からは想像もできないほど獰猛である。
普段は昆虫や小動物を捕食するが、時には自分の体の何倍もあるような鹿や猪を襲って食べる。このこと(小さい者が大きい者を倒す)から柔道の大会などでは、しばしばシンボルマークに使われることがある。 
以前はどこの山でも普通に見られたが、餌になる動物の減少と環境破壊によって年々数が減り、今では日本アルプス山系のごく一部でしかその姿を見ることはできない。

(岡部)