ホシノズラカワハギ
体長:1〜2m
琵琶湖水系の湖、河川および沼池に棲息。
関西では最もポピュラーな魚で、数も多い。
手足に見える部分はウロコの一部が変化したもので、これを巧みに使って水底を歩くように移動するが、あまり速く移動することはできない。また、ヒレはあるが泳ぐこともできないので、敵に襲われた際、逃げることはまず不可能である。いざという時にめっぽう弱い魚である。釣り人からは「外道の中の外道、King of Gedou !」として忌み嫌われている。釣り上げられたときに見せるあの何とも言えない貧乏くさい表情が不人気を呼ぶのであろう。小骨が多く身は独特の臭みがあるので食用にも向かない。おもに家畜のエサや植物の肥料に加工されて中国、東南アジア方面へ輸出されている。
(岡部)
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