ヘイケダコ

体長:50cm

腹の部分の模様が平家の落ち武者の顔に見えるところから名ずけられた。
タコにしては珍しく内陸性でゴビ砂漠、鳥取砂丘などに多く見られる。
「ゾウガメあるところにヘイケダコあり」と昔から言われるように、その鋭い歯で甲羅ごと噛み砕いて食べる。年をとると歯が抜け落ちてしまうため主にカエルを食するようになるが、しばしばゾウガメを丸飲みにして死んでいる姿が目撃され人々のあわれをさそう。足は4年に1度生え変わり、それがオリンピックとたまたま一緒の個体は「五輪ダコ」と呼ばれ、おめでたいものとして結婚式などで重宝される。

(八野)