『碁遊記』〜第七話〜天竺からの贈り物?〜





(前半 流斗・後半 緋色が担当してます。)




緒方からの要らぬ助言がアキラ王子を童●から救う。

ようはまどろっこしいやり(犯り?)方ではなく、野生の本能のまま既成事実を作ればいいのだと。

そしてアキラ王子はヒカル三蔵のデザ−トに細工した。

通販で買った●イアグラで、彼をパンダの性教育のように仕込めばいいと。

そして程なくヒカル三蔵は魔の手に落ちた。





キングベッドで横たわりもの欲しげに揺れながら、アキラ王子の下に敷かれる。

ゆっくりとユニクロのシャツを脱がし、アキラ王子はヒカル三蔵の全てを観察する。

あまり焼けていない白い肌が眩しさを放っていた。

(よく食べる割には肉付きが悪いんだな。君は・・)

そしてキスを降らせる。

そんなアキラ王子の唇の感触で、薬の効果もありヒカル三蔵はシ−ツを握り仰け反る。

乱れるヒカル三蔵に舌を入れたキスをして辱める。

その熱い互いの熱が・・



(リレ−小説の掟破りですが、趣旨の規制によりこの先は二つの選択が待っています。スル−して下に下るのもあり、この続きを見たい方はへ・・)
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アキラ王子は童●を返上した。

辛く長い苦難の道・・大人の階段へ前進した。

しかし2年と4ヶ月追いかけての事だったので、果たして立派と言えるのか?

(でもヒカル三蔵の処女は僕ものだからギリギリセ−フだよね☆)

だが意外な落とし穴がアキラ王子を窮地に立たせる。

「アキラ王子〜大変です。」

「どうした芦原炊事係・・」

「それがですね・・最近通販したアノ薬の事です。」

「だからなんだ?」

「慌てんぼうの北島門番が前回の便を受け取ったんですが、あれは番地違いでつい先程本当の薬が届きました。」



「何だって〜!!それじゃぁ・・この薬は・・?」



よく見たら如何わしい錠剤で、ご丁寧に瓶の製造元が【黒の組織】って書いてあった。

そして取り扱い部分には・・

「なになに・・飲めばビックリ!若さを取り戻し老化を防げます。だって・・なんじゃこりゃ・・」

元々若いヒカル三蔵には取り越し苦労と思い、ベッドを覗き込むと・・

「アキラおおじ・・おなかがすいたよ〜?」

すっかり若くなりすぎたヒカル三蔵が寝言を言っていた。

歯軋りを噛んでいて実際も空腹なのだろうと予測出来たが・・

「芦原通信係・・気が進まないがドクタ−加賀を至急呼び寄せてくれ!」

本気で嫌そうなアキラ王子の態度。

程なくしてドクタ−加賀が、ブルド−ザでやって来た。





「お久しぶりだな。くそアキラ王子。男の尻ばっかり追っかけていないでちゃんと職務に戻ったら・・」

「出会った早々の嫌味・・やっぱり腹が立つ男だ。」

幼馴染でアキラ王子の教育係の彼は、常にアキラ王子をからかいけなす。

「で・・芦原掃除係から聞いたが、敵の確保を成功したんだって・・」

「敵じゃない。こ・・・こ・・恋のお相手だ・・」

「はぁ・・何言っている。明子女王様がせっかく赤飯炊いて待っているってのによ・・」

「なら・・その敵から多くの情報を手に入れたいのだが、変な薬の所為で台無しになった。」

半泣きなアキラ王子の姿に、ドクタ−としての血が騒いだ。





「へぇ・・可愛い奴じゃんか。小動物ぽくってマッドサイエンシストの血が騒ぐ。」

そして緊急手術台に乗せられたヒカル三蔵。

その愛らしさに思わずアキラ王子は苦悩する。

(金の馬も銀の馬も欲しい〜!!加賀・・別売りはお前の科学力を持ってしても駄目なのか・・)

期待を寄せた熱い視線が加賀に寄せられる。

しかしその不気味さで・・

(アキラ・・お前はっきり言って邪魔!俺の気が散る。)



手元が振るえ困っている加賀をドキドキしながら見詰める。



まるで拷問のような時間が過ぎて、加賀の額は汗だらけだった。

「おっしゃ!!完成した。ヒカル三蔵とヒカル三蔵Jrが・・」

とんでもない展開へとなり、2人の三蔵が出来た。



果たして・・この先どうなってしまうのか・・




「これはひょっとして僕たちの愛の結晶が出来たととっていいのか。」

「馬鹿やろう。そんあわけあるか!」

だが、Dr.加賀の言葉などアキラはものともしない。

黒の組織・・・ なんってすごい薬を発明するんだ。

「男どおしなんて そんな事はこの世界では全くノープロブレムだよ。」

進藤 ヒカルJrは見た限りまだかなりちいさい。小学生にも満たないだろう。

という事は、今度は僕がこの薬を飲んでヒカルと●●すれば僕のおちびちゃんが出来るという事だろうか。

二人が戯れるのも見るのもまたかわいいだろうとアキラは胸躍らせる

いや、ちびでも 自分と同じ容姿のものにヒカルを取られるのは癪にさわる。

やっぱり僕だけで二人を楽しむ方がよいだろうか。

とうとう僕にもこんな日が来たのだ。

いろいろ今後の夫婦生活?に思いを馳せるアキラ。

アキラの顔は知らず知らず綻んでいた。

「おい気持ち悪いやつだな。 塔矢お前変な事考えてるだろう。俺はもう2度とこんな手術まっぴらこうむりたいし絶対しないからな。」

すっかり自分だけの世界に浸っていたアキラは早速邪魔な加賀を追い出すことにした。

「ああ いや加賀今日は本当にご苦労だった。疲れただろう。別の部屋で休んでいいよ。後は僕が引き受けたから。」

まさに出産をはじめて迎えた父親のような気分でアキラは眠るヒカルの手を取った。

「でかしたぞ!ヒカル。これで僕と君とは既成事実だけでなく本物の夫婦だ。指輪を買いにいかないとね。」

そうして優しくヒカルにキスするとまるでお姫様が目覚めるようにヒカルはゆっくりと目覚めた。

「あっ アキラ・・」

「ヒカル 大丈夫かい。びっくりしないで聞いて欲しいんだ。突然だけど 僕たちに子供が出来たんだ。」

「ええええ〜!」

あまりの驚きにヒカルはしどろもどろで恥ずかしそうに目線を彷徨わせた。

「だって俺男だぜ・・・」

そういいながらもヒカルは何だか気になるのかお腹をさすっている。

アキラはそれがどうしようもなくかわいくてくすりと笑みを浮かべた。

「違うんだ。ヒカル隣のベットを見てごらん。もう生まれてる。」

ヒカルが隣のベットに目を移すと息を呑んだ。

「俺の子っていうか俺自身じゃん。」

「ああ とっても かわいいだろう。」

「でも俺・・・」

「心配する事はないよ。君の子は僕の子だ。(たとえ僕と血が繋がってなくても)僕たちの愛でうまれたんだ。間違いないよ。僕が父親だ。今すぐ結婚しよう。ヒカル・・・」

「アキラ・・・」

アキラは壊れ物に触れるようにヒカルの唇に優しくそれを落とした。

重なった唇は少しづつお互いを確かめあうように深くなりやがて貪るように舌を絡ませた。

二人が愛を確かめ合っている間にチビヒカルが目を覚ます。



「あれ?ここどこ!」

アキラは幸せをかみ締めながらようやくヒカルを開放した。

「目覚めたいかい。ヒカ・・・」

ル・・といいかけてアキラは口をつぐんだ。

「同じ名前じゃまずいよな〜」

ヒカルがチビヒカルに声をかける。

「お前名前は?なんか希望ある?」

「俺 俺の名は光輝!(こうき)がいい!」

「良い名だね。光輝おいで」

アキラがやさしく光輝を抱きあげた。

ここに三人の家族が誕生したのである。



その頃 ヘリで脱走した3人組はとある町へと不時着していた。

「ここどこだろう?」

途方にくれる伊角。

「伊角さん 全然俺たちの言う所と違う場所ばかり行くんだもん。」

「つうかこの町 かなりまずいんちちゃうか。」

人気のない気配に三人はこの街がただの町でないと感づく。

そこへ先に来て待ち受けていた精次が三人を迎えに来たのだ。

「げえ。なんでアキラの兄ちゃんがおんねん。」

「残念だが 予定変更だ。お前らと楽しんでいる場合じゃなくなった。」

そういうと精次は三人に一枚の封筒を手渡した。

「なに なに〜このたび塔矢 アキラと進藤ヒカルは結婚する事になりました。ついては急ではございますが本日7時までに軽井沢の別荘へお越しください 」

「な なんやて・・・」

「あいつら結婚って!どういうことやねん。」

「まあ〜行けばかわる。お前らとの事は一時休戦だ。」



その頃とおい天竺でも佐為が出かける準備をしていた。

「全く私のでる幕ありませんでしたね。あの子も迎えに行かなければ。ヒカル・・・待っていたのに。 いや私はまだ待ちますよ。ヒカルがアキラがそして光輝くんが成し遂げてくれるかもしれません・・・天竺へ世界中が幸せに囲碁を楽しめる世の中を・・・」



 
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ここに来てシリアスな感じになってきましたね。流斗さんの横道それたお話を読んでやっぱり私の
Hシーンの表現はまだまだかもって思った次第です(汗)ちなみに今回私もこのお話の番外編を
書き加えるにあたってHシーンにトライしてみました。

初公開なのでよかったら読んでみてください。