「新しい歴史教科書をつくる会」の時代錯誤性

報告:日本の侵略の歴史を知るわかやまの会 世話人

日時:1999年8月8日(日) 午後1時〜

場所:プラザ・ホープ3F( ビッグホエール隣 和歌山市北出島1−69−1 Tel:0734−25−3335)

参加費 300円 高校生以下無料 (資料代として)

報告要旨

1996年2月に発足した「新しい歴史教科書をつくる会」は昨年の春、アイリス・チャンの「レイプ・オブ・南京」のアメリカでの出版に対する藤岡信勝の執拗なる批判行い、8月には小林よしのの「戦争論」発売後僅か3ヶ月で50万部という爆発的な反響を起爆剤にして、雑誌、テレビ、シンポジウムと全国規模の運動に拡大し、都道府県支部づくりを本年度中に完了させるとのことです。そして、マスコミ戦略で今年4月4日和歌山でも講演、創立総会を開きました。最近まで、雑誌、新聞等で視覚的にイメージしてきたものが、今現実のものとして目前に運動が繰り広げられてきています。そこで我々も「つくる会」の運動をあらゆる角度から検証し、この運動の歴史的な間違いを指摘し、いかに時代錯誤な歴史認識に基づいた運動であるかを喝破、批判し続けなければなりません。
 また、政府による−「国旗、国歌」の法制化を援護射撃よろしくこの機会状況を逃して「天皇史観」の現実はないとばかりに、より執拗に激しくなっています。「新しい歴史教科書をつくる会」−時代錯誤性−というテーマでこの運動を詳しく検証し、批判していきたいと思います。

(今後の予定)