和歌山港を戦争協力に使うな!
米軍艦の入港に反対しよう!


米艦寄港の目的は
今月24日から31日にかけて、米海軍艦船「ポートマッケンリー」が鹿児島港に、「ビンセンス」が姫路港に、「クッシング」と「バンデグリフト」2隻の米海軍艦船が、和歌山港に、「J・Sマッケイン」が清水港に、「ゲーリー」が名古屋港に入港しようとしています。
私たちは、米艦船の和歌山港入港に関して、県および市の担当者に20日に抗議・要求・質問書を提出し、その時に話合いました。
また、ロバート・ルーダン在大阪USA総領事にも「抗議・要請・質問」の文書を送付しました。
24日に木村知事名の回答書を受け取りましたが、「記者会見で表明した通り」と述べ、外務省の言いなりのままで、動くというものでした。

目的があいまい
入港の目的は、新聞報道では老人ホームでのボランティア活動や、銀行のチームとの野球の試合となっていますが、20日の県の国際文化課の話では、「どこの老人ホームに行くか」「どこの銀行のチームと試合をするか、決まっていない」ということでした。

移動手段もあいまい

 また、「どのようにして隊員が老人ホームやグランドにいくのか」、を聞いたところ、「そのようなことは、依頼されていないので、県としては知らない」ということでした。
 担当者は、「ボランティアや野球の試合が出来ないなら、出来なくともよい」とも言いました。
 こんなでたらめな、軍服を着て軍艦でやってくる親善はないと、私たちは考えます。

本当の目的は
 横須賀を母港とする空母キティーホークのスポークスマンは「地域の人々に我々の姿を目で見える形で示すことは、戦線配備任務の重要な一部である。人々が我々の能力について学び、理解するのは極めて重要なことだ。」と言っています。
 つまり、米艦の各地の民間港への寄港は「軍事行動の重要な一部」であると言っているのです。このように、和歌山港を戦争協力に使うことは許してはなりません。通告だけで民間港に入港できない木村知事は、今回の寄港は「国で決めたことだから、淡々と進める」と言っています。
しかし、「非核平和都市宣言」をしている和歌山市の旅田市長は、知事を通しての米軍の「非核証明書」を求めていますがまだ返事は出ていません。
今回の米艦の和歌山港への入港の通告に対して、港湾管理責任者である木村知事は、国のいいなりになっていますが、米軍には通告だけで民間港に入港出来るという「特権」は与えられていません。

米艦寄港は拒否できる
地位協定5条で、認められている米軍の民間港入港時の「特権」は、「水先案内人の免除」と「港湾使用料の免除」の2つだけで、これらの「特権」は国内法によって手当てされています。
 しかし、入港そのものに関して、国内法の手当てはまったくありません。だから入港に関してはあくまで港湾管理者の判断が優先されるのです。
現に、小樽市は、昨年に米艦「ビンセンス」を、今年は「マケイン」を、苫小牧市は今年「ブルーリッジ」の入港を断っています。木村知事も断れないことはありません。
米軍艦の入港に反対しよう
 下記の通り、戦争に協力する米艦の和歌山港入港に抗議する行動を行います。多くの皆さんの参加を呼びかけます。



日時 8月28日(火)7:00より
場所 南海和歌山港駅前駐車場集合
日本の侵略の歴史を知るわかやまの会
  連絡先 和歌山市有本85 大場 誠三郎方
      電話 073-433-1619 (2001.8.25)