社会や文化が発展を遂げると、
とても重要な事を忘れてしまいがちになります。
ここでは「エネルギー」というものを考えてみましょう。
「エネルギー」は決まった形の無いもので、
目には見えません。
そもそもエネルギーとは何でしょうか。
熱?
光?
電気?
力?
これらは、全てエネルギーなのです。
こまかい定義は物理学の知識が必要となるので、ここでは、
生活するうえで必要なエネルギーの知識に限って説明します。
例えば、現在このHPをご覧になられてる方は、
「電気」という形でエネルギーを消費しています。
パソコンの画面では、
「電気」を「光」に変えてHPを映しているのです。
画面を見ているヒトの眼は、
「光」を微弱な「電気」信号にかえて、
脳に伝え、それをヒトは見えている物として理解します。
画面上にあるボタンをクリックするために
手を動かしてマウスを操作するのには「力」が必要です。
ヒトの体はエネルギーを「力」に変えることで、
この動きを可能にしています。
ざっと考えただけでも、これだけのエネルギーが
時々刻々と消費されているのです。
しかし、これだけでは
生活には活用できそうに無いですね。
エネルギーを考える上で、とても重要なのは
『 量 』なのです。
先ほどまでの説明はエネルギーの形に関する説明でした。
ここからは、エネルギーの量について考えてみましょう。
何をすると大量にエネルギーが消費されるか?
それは皆さんの体が良く知っているのです。
例えば、100mという距離を走るのと歩くのでは
どちらが大変ですか?
もちろん走るほうですね。
これは同じ距離の移動において、
短時間で移動するほうがエネルギー消費が多いことを意味します。
それでは、100m歩くのと1000m歩くのでは
どちらが大変ですか?
やっぱり1000m歩くほうが大変ですね。
では、手ぶらで歩くのと10kgの荷物を持って歩くのでは?
荷物があるほうが大変ですね。
この意識が大切なのです。
自転車、原付、バイク、乗用車、…
同じ距離の移動なら、どれが一番エネルギー消費が少ないか?
分かりますよね?
軽いものです。
これがエネルギーの考え方の重要なポイントです。
ヒトがやって大変な仕事は、
機械を使ってやると楽に出来ることが多いです。
しかし、それ相応のエネルギーを使っているのです。
また、「熱」であれば、
温度の低いものより高いものの方が、
「光」であれば、
明るさの弱い物より強い物の方が、
一般的にエネルギー消費が大きいです。
省エネを実行する時の参考にしてください。