エネルギー

04/2/1

社会や文化が発展を遂げると、
とても重要な事を忘れてしまいがちになります。
ここでは「エネルギー」というものを考えてみましょう。

「エネルギー」は決まった形の無いもので、
目には見えません。
そもそもエネルギーとは何でしょうか。
熱?
光?
電気?
力?
これらは、全てエネルギーなのです。
こまかい定義は物理学の知識が必要となるので、ここでは、
生活するうえで必要なエネルギーの知識に限って説明します。

例えば、現在このHPをご覧になられてる方は、
「電気」という形でエネルギーを消費しています。
パソコンの画面では、
「電気」を「光」に変えてHPを映しているのです。
画面を見ているヒトの眼は、
「光」を微弱な「電気」信号にかえて、
脳に伝え、それをヒトは見えている物として理解します。
画面上にあるボタンをクリックするために
手を動かしてマウスを操作するのには「力」が必要です。
ヒトの体はエネルギーを「力」に変えることで、
この動きを可能にしています。
ざっと考えただけでも、これだけのエネルギーが
時々刻々と消費されているのです。

しかし、これだけでは
生活には活用できそうに無いですね。
エネルギーを考える上で、とても重要なのは
』なのです。

先ほどまでの説明はエネルギーの形に関する説明でした。
ここからは、エネルギーの量について考えてみましょう。

何をすると大量にエネルギーが消費されるか?
それは皆さんの体が良く知っているのです。

例えば、100mという距離を走るのと歩くのでは
どちらが大変ですか?
もちろん走るほうですね。
これは同じ距離の移動において、
短時間で移動するほうがエネルギー消費が多いことを意味します。
それでは、100m歩くのと1000m歩くのでは
どちらが大変ですか?
やっぱり1000m歩くほうが大変ですね。
では、手ぶらで歩くのと10kgの荷物を持って歩くのでは?
荷物があるほうが大変ですね。
この意識が大切なのです。

自転車、原付、バイク、乗用車、…
同じ距離の移動なら、どれが一番エネルギー消費が少ないか?
分かりますよね?
軽いものです。
これがエネルギーの考え方の重要なポイントです。

ヒトがやって大変な仕事は、
機械を使ってやると楽に出来ることが多いです。
しかし、それ相応のエネルギーを使っているのです。

また、「熱」であれば、
温度の低いものより高いものの方が、
「光」であれば、
明るさの弱い物より強い物の方が、
一般的にエネルギー消費が大きいです。
省エネを実行する時の参考にしてください。

       

home