2002年(平成14年)11月10日(日)   参加者:800名  登頂者:550名
ようこそ登山者の皆様へ

  日野町のシンボル綿向山にお越しいただきありがとうございます。
本日、「第7回綿向山の日」のイベント“ふれあい綿向山Day”は、日野町等の後援を得て
「綿向山を愛する会」のメンバーを主体としたボランティアスタッフにより実施しているものです。
格別のご理解とご協力をお願い申し上げます。 参加していただきました皆様にとって
安全で楽しい一日であることを願っています。

                          ふれあい綿向山Day実行委員会

 ★早朝役場でミーティング!!

  
本日の“第7回ふれあい綿向山Day”は、登山口
 より積雪のため、予定しておりました三合目と頂上
 でのイベントは中止し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  三合目で20センチ、山頂で30センチの積雪で
 冬山装備が必要な状況となりました。・・・・・・・・・・

 ・・・ このように前日の思わぬ積雪により会場の
 変更を余儀なくされ、止むを得ない状況とイベントの
 スケジュールを発表する。  
                     横山実行委員長

◆県道より、雪に覆われた綿向山を望む


  目の前に雪の綿向山が迫り、この時期に紅葉と雪が

   同時に楽しめる願ってもないチャンスです。

   お天気もよく、登山が楽しみな一日になりそうです。

 ■イベント会場変更 
 

 
三合目「あざみ小舎」で予定していた“こもれびコンサート”

  と“バザー”を 次の

       
「西明寺口(御幸橋)駐車場」

                    で実施することにしました。

 ▼ 受付を済ませた全員に 『綿向山の日』  

    記念に 
登山証明書 をお渡しする。

     


  
早い人で、7時過ぎには、参加された方の車数台が
 
  駐車場で待機されていました。


  8時から10時頃がピークで、約800名の方が受付を

  済ましていただきました。

  残念なことに積雪を知らずに来られた方も多数おられ、

  受付だけをして帰られました。


  佐久奈度神社を通り過ぎ、水木砂防堰堤脇の

  階段を登ると北畑谷林道と合流する。

  前方竜王山東斜面の紅葉と、稜線雪化粧が、目に

  入ってきた。

  しばらく林道を歩くと、綿向山麓接触変質地帯の

  天然記念物がある。

 ★ ヒミズ谷出合小屋・表参道登山口

 
  林道の終点がいよいよ綿向山表参道登山口です。

  小屋の右側を取り巻く道は、水無山北尾根コースと

  なっており、今回のイベントでは、このルートは案内
 
  しておりません。

 ◆ 竜王山東斜面の景観


   麓までの紅葉と初冠雪そして澄み切った青空

    遠く彼方に飛行機が! この日しか見られない

    景観にしばらく見とれていました。

 ▲ 登山者カード記入の呼びかけ

   すべての方が、安全に登山していただくため

  登山者カード記入提出の励行を呼びかけました。

  また、参加者には、綿向山のリーフレットを渡しました。

  綿向山へ来られた方は、是非ヒミズ谷出合小屋へ

  お立ち寄り下さい。 山の情報が満載です。

     愛する会・仲上会長も頑張って受付


  三合目林道に合流すると、道は、べったりとした

  雪で、この辺りまで装備(運動靴等)が充分でない
  
  登山者も精一杯登ってこられたが、あえなくリタイア
 
  する人が続出した。

  残念なことに100数名の方が3合目付近で下山され

  たと思われます。

 ■ 3合目 「あざみ小舎」に到着

   
綿向山を愛する会が、今年度事業として小屋の

  改修工事に着手しました。 7月から10月にかけて

  作業を行い、このような立派な小屋にリニューアル

  しました。 今年は、イベントに利用することができ

  なかったが、綿向山を訪れる登山者に喜んで使って

  いただけることと思います。

 

   ★ 五合目 避難小屋


   まわり一面雪景色で竜王山から水木谷を経て
   
   吹き上がってくる風も一段と強く寒さが増してくる。

   五合目は、最近あまり利用されなくなった奥の平

   から登る北参道コースと合流する。

   
   
   以前この一帯は、深い植林に囲まれていましたが、

   数年前に伐採され、日野町の町並みや、「琵琶湖」

   比良山を見渡すことができます。

   ミレニアム2000年・第5回綿向山の日には、自然環境

   保全活動として、1,110本の「ブナ」の苗木を参加して

   いただいた皆さんの手によって記念植樹をしていただき

   ました。
  

  五合目から再び樹林帯に入ると、ブナをはじめ

  広葉樹が今まさに秋が深まり黄葉に染まり、そして

  雪がつき、また雪の上に落葉し、この相乗効果・
 
  コントラストの美しさに感激しました。
 
   ■七合目行者コバ

   カラフルなヤッケで賑わう行者コバ
  
   お堂が建立されその前には、不動明王の像が

   備えられている。 

   七合目は、木々の様相も一変し珍しいブナの

   原生林があたり一面に見られ、憩いの場として

   ふさわしいコバである。

 ◆ ブナの原生林

    目の前にブナの原生林が広がる。

    春の新緑のブナから夏を経て、秋の深まりとともに

    彩りも鮮やかに今が紅葉の真っ盛りで、山頂の眺望と

    併せて魅せる綿向山のポイントです。
 ▼ 冬山ルートを紹介!

  
昨年の「綿向山の日」は、この7合目から頂上にかけて

 部分的に道が狭くなることもあって、かなり渋滞しました。
 
 今年は、昨年以上の参加者が予想されるので、通称「冬道

 ルート」として一部の登山者が利用しているこの北西尾根を

 登り専用として使用することにしました。
 

   北西尾根の直登ルート 雪のため滑りやすいので
 
   トラロープを張り参加者の安全を確保する。
 
   紅葉したブナと雑木そして植林した急坂な尾根道を、

   脇目もふらずひたすら頂上を目指す中学生がいた。
  ■ 新雪の山頂

   冬山ルートを登りつめるとそこは、綿向山の山頂です。

  既に山頂は、大勢の登山者で賑わっていました。
 
  暖冬予想を覆すこの時期の雪としては、60年ぶりの

  記録的な積雪となりました。

             後半へ