無人島シーカヤックツアー(2016年9月2日から6日)

 2016年、3度目の八重山の島めぐりは、小浜島から無人島へのシーカヌーキャップに絞った計画にした。

 1日目は、関空を
9:20に飛び、石垣空港、路線バスで石垣港へ、フェリーターミナルで八重山そばを食べる。もずくをねりこんだなかなかおいしいそばだった。フェリーで25分で小浜港に到着、レンタカーで島内観光をした。いきなり道を間違えたが、島の反対に5分もかからずに出てしまい、戻るのもわけない小さい島だ。大岳に登り、展望を楽しむ、すぐ近くに島がみえたので竹富島と思い込んでいたが、あとから考えるとそこが無人島・嘉弥真(カヤマ)島だった。石垣島、西表島も見えた。そこから、レンタカー結のご主人、ご推薦の穴場スポット、廃業したリゾートホテルのプライベートビーチに出た。八重山の島の海岸だった。石灰の岩場に狭い砂浜、青い海の景色だった。次は、ヒルギの群生した入江へ、堤防から降りてすぐ近くからみれた(ぬかるみで入ることは無理だった)、いろんな種類のカニがたくさんがいた。そして、集落、ちゅらんの撮影の家、細崎(くばざき)へドライブ、マンタのいる公園、リゾートホテルはいぶるまし見学、お茶を無料でいただいた。これで、3時間、自転車は暑いし、アップダウンがあるから大変そうだった。やっぱりレンタカーがおすすめ、レンタカー屋のおばさんに細崎の民宿・パナパナまで送ってもらった。海に面していて、赤いブーゲンビリアやハイビスカス、黄色い大きな花などのたくさんの花が咲いている素敵な宿た。
 夕食は、居酒屋サヌファを予約していた。やっぱり満席で、おいしくて地元の人も食べにくるらしい。グルクン唐揚げ、ラフティ、スーチカ(豚の塩漬け肉)入りサラダとうみぶとうは大盛りだった。

2日目は、小浜島から、「ちゅらねしあ」さんのアイランドホッピングキャンプツアーを、昨年に続き運天さんにガイドしてもらった。シ―カヤック&シュノ―ケリング、無人島キャンプだ。宿まで迎えに来てもらい、小浜港近くの事務所で装備を積み込み、防波堤からテトラポットを伝わって、砂浜においてあったカヌー3艇を出す、自分ら夫婦は二人乗り、ガイドの運天さん、石垣島在住の看護師の女性はそれぞれ一人乗りだ。1年ぶりのカヌーで最初は、少し緊張するが、天気もよく、波なし、風なし、のんびり気分で漕ぎ出す。目標の無人島・嘉弥真(カヤマ)島は目の前に見えている。30分ほど漕げば、砂浜近くに来たが、左側から島を回り込み、裏側まで漕ぐ、そこでシュノ−ケリングの時間に、運天さんが先に潜って、カヌーを珊瑚樵に固定、カヌーの上で、フィン、マスクをつけて、海にドボン、3年目で慣れてきた。今年は台風が八重山諸島に来ていないために水温が高く、珊瑚の白化がすすでいる。7割は死んでしまったとの話だった。少し魚の数も少ない気がする。岸に近い、水深のあまりないところのせいか、3年目で、最初のころより感動は少なくなった。それでも熱帯魚をみながら泳ぐのは楽しい、オオクマノミを偶然、発見、近づくとこちらに向かってくる、「愛想がいいな」と一瞬思ったが、そうではなく、巣(イソギンチャク)を守るための威嚇らしい。何回か面白がって、近づいてみた。
 30分ほど遊んで、妻は一人でうまくカヤックに乗っている、自分もと思うが一人では乗れない感じ、するとガイドは「乗らず、泳いで島に上陸して下さい」とのこと、少し泳ぐと立てるらいのところになり、小さな砂浜に上陸、さっそく荷物をカヌーからおろし、キャンプ地づくり、タ―プを砂浜に張る、柱はカヌーのパドル、アンカーには、漁師が使う浮きの漂着物を砂浜に埋め込みつかう、海はきれいだが、砂浜にはペットボトルなど漂着物がたくさん打ち上げられている。暑い中で、日陰をなんとか作った。次は、流木をみんな拾い集める、2日間の炊事に使うための薪だ。これで準備ができた。運天さんが、昼食に取り掛かる、たき火をおこし、鍋に水、八重山そばにゆし豆腐を入れた、おいしい昼食の出来上がり、さっそくロング缶を1本飲んでしまった。午後は、ゆっくりと昼寝、ガイドの運天さんは、銛を持って夕飯をゲットしに潜る。自分たちはテントを立てて、寝床をつくり、そのあとシュノ−ケリング、2,300mくらいか沖まで行かないときれいな珊瑚樵の海にならなかったが、1時間くらいは遊んだ。
 運天さんがなかなか上がってこない、とれずに粘っているのか心配していたら、2時間くらいは漁をしていただろうか?ようやく上がってきた、大漁だった。まっかな鯛に似た魚、青い熱帯魚みたいな魚、おいしいそうな茶色の魚大3匹、小1匹、それに大きな大きなふぐのような魚だった。こいつをさばくのに実に1時間もかかった。皮をきれいに剥ぎ、たき火にかけたお鍋にぶち込んだ、鯛のような魚は鯛飯風に、あとは造り半分、半分はカルパッチョにして食べた。どれも美味、特に魚汁は鶏肉のネックをしゃぶっているような濃厚な感じで脂ものっていた、鯛飯風もなかなか、看護婦さんが苦労して小骨をとってくれた。それにカルパッチョも怪しげな調合を繰り返したタレがうまった。そして、ビール、泡盛の古酒をあけた、ほぼ1本を運天さんとあけた。結構、おそくまで酒盛りをして楽しみ、テントで寝た。蒸し暑い夜で、長袖、長ズボンは必要なかった。

3日目、日の出前の空を見ようとひとり早起きをして、写真を撮りながら海岸線を散歩していると、島の中心・標高9mの最高点につながる道をみつけた。大型重機でつくったらしき道は、緩やかに登っていた。少し歩いて海を振り返るとたった23m上がっただけなのに、景色が変わった感じだ。すると、道に野生のウサギがいた。すぐに逃げってしまったが、3匹ほどみかけた。5分も歩かないうちに、頂上に着いた。360度見渡せる。不思議な景色だ。しかし、無人島に似わない看板と表彰台のような展望台?があった。そこだけが景色と浮いている。しばらく海と周りの島の遠景を楽しんでいると反対側から、なんと女性が一人歩いてきた。無人島ではないじゃないか?(向こうの方がきっとびっくりしたと思う)愛想よく話しかけてみた、船で渡り、キャンプしているとのことだった。砂浜のテントに戻るとちょうど日の出だった。テントの中から嫁が日の出をみていた。
 朝ごはんは、昨日の残り汁に野菜を足し、たいめしの残りにかけたりして食べた。午前中は、のんびりとして、少しだけ浜から沖までシュノーケリングをしにいった。運天さんは漁を、看護婦さんも随分と長く潜っていた。昼飯前に、テントを片付け、昼食は、ランチョンミートの缶詰を厚切りにして、カリカリに焼き、チーズ、レタス、トマト、特製オーラルソースのサンドイッチと運天さんがゲットした魚をうろこをつけたままたき火に放り込んだうろこ焼きだった。焦げた鱗を剥くとおいしい白身を食べれた。
 昼食後に、タープなどを撤収し、荷物をカヌーに積み込む、少し潮が引いてからいたので、空のまま少し沖に浮かべ、荷物を担いでカヌーに積んだ。
 午後は、引き潮のときだけ現れる幻の島・浜島をめざして漕ぎ出す、約5キロ先だ、水平線近くに小さな岩がみっつ並んでいた。それが目印だ。ひたすら漕ぐがなかなか近づかない、それでも根気よく漕ぎ続けること40分、たくさんの観光船がつけられている砂浜に到着、ビキニのお嬢さんが写真を撮り合うなどすごい賑わいだった。そこで、記念写真を観光客に撮ってもらった。
 そこからは、一気に小浜島まで漕いで帰ることに、約5キロ、風向きは追い風となり、浜島に向かうときとは逆に、すいすい進んでいる感じで、快調に漕ぐ、1時間かけからずに無事、小浜港に帰る。充実した無人島キャンプを終え、事務所で着替えさせてもらい、今晩の宿・星のリゾート小浜まで送ってもらった。
 星のリゾート小浜では、広い敷地をカートでホテルの方が運んでくれる。部屋は、リビング、昼寝用コーナー、スケルトンタイプの広い浴室+シャワー室、テラス、そして、寝室のコテージタイプだった。きのうまでの無人島キャンプと違う、リゾートを楽しむ、夕飯は沖縄料理を中心としたバイキング、ローストビーフや豚のロースト、もずくの天ぷらなどをコックさんが目の前で料理してもらえるコーナーもあった。泡盛でつくられたサングリアが飲み放題だったので、酒代が安くついた。     

 4日目は、リゾートライフを半日、楽しむ、朝はガイドさんの案内での散歩、いろいろな花の名前を教えてもらった、朝食バイキングではワインを1杯、プライベートのビーチ、プールなどで半日、ボーとした。これがリゾートライフか、小浜港までホテルのバスで送ってもらい、フェリーで石垣港に戻る。夕飯は、居酒屋・海八に行く、麩ちゃんぷるがおしかった。泊りは、石垣島チューリップホテル、安いこと、無料で空港まで送ってくれるので助かる。

 5日目は、石垣空港でハブ酒を買った。帰りは、ピーチ航空で関空へ。



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日目 9月2日()

大和田 7:10−関空9:20−石垣空港11:45 13:40−小浜港

レンタカーで島内観光、民宿・パナパナ、夕食 サヌファ

2日目 9月3日(土)小浜島アイランドホッピングキャンプ(ちゅらねしあ)

 カヤック&シュノ―ケリング、テント泊

3日目 9月4日(日)  カヤック&シュノ―ケリング

・星のリゾート     

4日目 95日(月)小浜島でリゾートビーチー石垣港         

・石垣島チューリップホテル、海八

5日目 96日(火) チーリップホテル−石垣空港−関西空港  トップに戻る