四阿山(2354) 20158月8日

あずまや高原ホテル800−里宮955−山頂1135 1225−下山1450

職場のワンゲル部仲間と、恒例の夏合宿に出かけた。合宿とはいうものの温泉と百名山ハイキングである。60歳後半のOBOGや高い山がはじめてのメンバーがいる中ではいいコースだった。

87日に、大阪駅発の直通「ワイドビューしなの9号」で長野までの電車の旅である。車内販売でビールでも買ってと思っていたら、新幹線以外はもはや車内販売はないと聞き、慌てて駅弁、ビール、日本酒を買い込み、飛び乗る。午前9時前に出発し、長野駅には1353分に、駅レンタカーで3台借りて、菅平高原へと向かった。

長野市街地を抜けると、すぐ山道に、ヘアピンカーブが連続で越えると傾斜がなくなる。しばらく行くと、レタス畑とラクビー場が折り重なる菅平高原に着いた。きょうは観光もしようと牧場に入場料200円を払い、車で最上部の駐車場に登った。牧場の景色はのどかで癒される、牛が放牧されていた、観光牧場には羊もおり、牛乳ソフトクリームを食べ、すっかり観光気分になった。

午後5時、あずまや温泉高原ホテルに到着、遠景に浅間山などもみられる絶景の露天風呂、虹鱒の炭火焼など料理も、お酒も堪能した。

89日、山頂アタックだが、しっかりホテルの朝食バイキングを楽しんでから出発にした。少し食べ過ぎ感もあった。午前8時前に予定どおり12名で出発する。最初は、緑の濃い、別荘地の林道をすすむ、傾斜の緩い高原の林を抜けると放牧地に出た。放牧地には「おいしそうな国産黒毛和牛」がたむろしていた。牧草地の間の直線的な登山道を登り、里宮を通過するあたりから、少し傾斜が増すて来るが、それも長くは続かず、やがて、展望がある尾根で出た。そこからは、北は白馬三山、後立山連峰、遠くに剣岳、立山がみえ、南は雲の切れ間から槍・穂高連峰が見え、大キレットや吊尾根までしっかりと確認できた。北アルプスを北から南までパノラマでみられる山だったのだ。

そこから、灌木帯から森林限界を超え、お花畑へと変わっていく、こうした植生の変化も楽しめる山だった。菅平高原から登ってくる道と合流すると登山者も増えてきた。そこからは、なだらかな高原のようなお花畑と森を抜けると山頂手前の古い祠や社があり、その前を通りにすぎると一番高い山頂に道標が立っていた。結構なこみ具合ではあったが、先に到着した方が出発し、昼食の場所を確保した。いつもとおりワインで乾杯をして、登頂を喜びあった。

下山も、2時間半でホテルに到着し、温泉で汗を流し、長野駅へ、予定より1本早い列車に飛び乗り、駅弁とビール、酒を楽しむ、その日のうちに帰宅することができた。