紅葉の八甲田山(20141013)

 台風が沖縄付近で停滞してくれたおかげで、台風接近中でだったが、紅葉の八甲田山に行くことができた。素晴らしい紅葉は、標高800mから1000mくらいで、八甲田山を一周できるドライブウェーが一番よかった。青森のビジネスホテルで前泊し、朝から雪中行軍遭難碑、田代湿原などで車を止め、シャッターを切りまくった。白山などでは黄色く染まるブナは、青森











・八甲田では、赤みがかって紅葉している。かえでやななかまども混じり、赤みかかった、まさしく紅葉に燃えていた。地獄沼の景色が特に素晴らしさかった。白濁した沼とのコラボは最高だった。

 今年の2月に山スキーを楽しんだ八甲田山だったが、あらためて外周を回りながら、地形を思い出し、また、記憶し、スキーにイメージを膨らましながら楽しむことができた。

 肝心の登山は、酸ケ湯温泉の上の駐車場わきから仙人岱分岐をめざして、紅葉の尾根を登っていく、半時間も歩くと、残念ながら森林限界を越え、低木帯となり、紅葉は終わってしまっていた。地獄湯ノ沢に入ったところで休憩し、仙人岱分岐、湿原を抜け、大岳の斜面を一気に登る酸ケ湯から休憩1回、1時間50分で山頂に立った。噴火を繰り返して、形成された北八甲田連山の様子がよくわかった。遠くの雲の上に、岩木山が山頂だけ顔を見せている。山の裾野は紅葉で燃えている。素晴らしい景色だった。しかし、お昼にも早く、歩き足らないので、井戸岳、赤倉岳へと縦走をめざした。それほどの登り下りもなく快適な秋山を楽しんだが、井戸岳の火口壁を歩いたが、御嶽山の噴火直後だけに気持ち悪かった。

 



 紅葉をみながらのランチにしようと、かなり下山して、冬枯れした湿原を抜けて、下毛無岱まで下りて、山腹の紅葉をあてにワインを楽しんだ。随分とゆっくりしたので、追い越してきたパーティーのほとんどに抜き返された感じだった。ゆっくりと紅葉の燃える中を酸ケ湯温泉まで下山した。

 下山後に、日本3大秘境の湯の谷地温泉につかりに行った。古い趣のある山小屋のような木造の建物で、白濁した熱い湯とやや透明なぬるい湯があり、交互に入り、湯治を楽しんだ。夕飯後に、酸ケ湯温泉千人風呂にゆっくりと浸かり、温泉三昧の秋の八甲田山だった。

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 夜半から、台風が近づき、雨が激しくなった。翌朝は、暴風雨だった。温泉に入りながら、少しおさまるのを待ってからレンタカーで青森に移動した。2日間で岩木山も登る予定だったがあきらめ、青森のクライミングジム「RAT all 青森基地」で半日遊んだ、農業をしながらのオーナーに課題などを教えてもらった。結構、流行っているようだった。少し汗をかいたので、「青森まちなか温泉」に入り、レンタカーを青森駅で返却し、駅前の「紀文すし」で、青森料理を楽しむ、あんこうのともあえ、ほたて貝焼き(だしと卵入り)、筋子の握りなどを食べた。酒は、純米亀吉を数種類置いてあり、飲み比べもできた。心配していた帰りの飛行機も、午前は欠航、昼は遅れて、夜は正常に飛ぶこととなり、秋の青森の旅も無事終了することができた。