はじめての小川山(2014年9月21日)

小川山に「このはな山の会」の仲間とクライミングに行った。少し天気が心配だった、はじめの機会であり、出発することにした。仕事で、先発隊より2日遅れの入山になった。大阪を夕方に出発したが、それでも午後11時前にはキャンプ場に到着した。先発隊がタープを張って食卓、寝るテントも用意してもらっていたので、さっそくビールで乾杯し、ドライブの疲れを癒してから就寝した。

 朝は、タープの下でいれたてのコーヒーを楽しみ、ベーコンエッグに、サラダの朝食をとり、ゆっくりと岩場に出発した。まず、父岩をめざす、若干、道に迷ったがそれでも一番に取り付くことができた。今回の案内役を買って出てくれたKさんに、人気ルートの「小川山物語5.9」にヌンチャクをかけてもらう。小川山でのクライミングがはじめてだった。せっかくの機会なのでオンサイトトライをする。「すごい緊張感の中でのクライミングだ、結構、ランアウトしている、落ちたくない」の一心で、なんとかオンサイトできた。続いて、横の「小川山ストリート5.9」もオンサイトトライ、しかし、最後の一手が保持しきれない、どうしても手が出ず、行ったり来たり、でも支点は足元の下に、落ちたくないので、左となりのルートのホールドを使ってゴール!(コースアウト失格という感じ)人気ルートであり、順番待ちに3パーティー、5人で一巡し、ルートを譲り、左側のスラブに移動、「タジンU10a」にKさんに続いてトライ、しかし、下部の核心であえなくテンション、「初見は難しい」、気を取り直して、今度は「モラリスト10a」にトライ、それほど難しくは感じなかったものの後半のランアウトはかなり怖かった。これで初日は終了とした。

 薪を拾ってテントへ、山荘でお風呂に入り、この日は、まず、燻製をつくって前菜にし、メインは寒いので鍋にした、ビールとワインを楽しみ、最後は盛大にたき火をした。これだけでも小川山に来た価値あり!







 2日目は、ガマスラブへ、ここはキャンプ場から近くでいい、「足慣らしに下部スラブ登ったら」の声かけに、アップのつもりで登るものの傾斜が緩いがホールドもない、支点もあまりない、なれない緩いスラブ、落ちたらどうなるのか想像すると怖い、最後はノーハンドで走ってゴールに!5.8くらいのを2本登って、上部に移動、するとKさんがしっかり3ルートにヌンチャクをかけてくれていた。最初は、一番右手の「ケロヨーン5.7」を快適に登る、次に、そのとなりの「ガマルート5.8」の1ピッチだけを登るが、中間部が意外に難しく、「落ちるかも」と思いながらも、なんとかクリア、続いて、「ハート&ソウル10a/b」にトライ、Kさんでも時間がかかった核心部、気合を入れて、乗り切り、気持ちのいいフラッシュを決めた。

 昼からは、スラブ状岩壁にまわり、「かわいい女5.8」をなめて登ったわけではないが、前半の難しいところであえなくテンション、テンションがかけやすい場所だったので気軽にぶる下がってしまった。これではあかんと、気を入れ直し、「オーウェンのために祈りを10C」に、マスターオンサイトトライ(実は、後続にKさんがいれば、途中ギブでも、回収してもらえるという甘い考え)、結果は、小被りが乗り越えられずにテンション、それどころか56回、いろいろとムーブを探るも解決できなかった。ヌンチャクを持って、一手できたらとして、続きをしてみる。そこから上はなんとか登れて、トップアウトはできた。これで力尽き、終了、簡単なものも入れて7本の充実の中日となった。夕飯は、八宝菜と麻婆なす、たき火をしながら焼酎をたらふく飲んだ。

 3日目は、リバーサイドに、「アウト・オブ・バランス5.9」は、クラック沿いのおもしろいルートだった、オンサイトできた。続いて、「マダムバタフライ10b」に、トライしたもののトップアウトできなかった、自分のへたくそが身に染みた。最後に、「ブラックシープバリーエーション10a」をオンサイトできた。多彩なム−ブ、ルート探る楽しさも感じる1本だった。

楽しい3日間だった。昼で切り上げ、風呂を入り、おいしいそばを食べて帰阪した。夜8時過ぎには自宅に戻れた

「久しぶりのクライミングがテーマのアップです(決してクライミングをしていなかったわけではなく、アップすべき成果がまったくなかったので・・・)、この勢いで翌週にはひさしぶりに槇尾山奥仏岩にも行きました」 


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