山スキーツアー・西鵯2回のドロップ2014113日)

栂の森レストハウス10:00−早大小屋10:50−西鵯ピーク12:40−滑降−早大小屋13:00−西鵯ピーク13:55−栂の森レストハウス14:50−高山館15:40

白馬岩岳に、スキートレ&山スキーに行く。今シーズンは12月に志賀高原で2日間足慣らしをし、岩岳でも2日間(1日はスキースクール)でスキー練習を重ね、いよいよ山スキー第1弾である。しかし、強烈な寒気団、西高東低の天気図で、大雪警報、なだれ注意報が出されている最悪な天気予報だった。夜から降雪はそれほど多くないが、朝から吹雪で、山は大荒れが予測される。この日のツアーは、白馬岩岳スキースクールバックカントリーツアーで水越健太のガイドである。客は自分ひとりで、行くかどうかをスキースクールで話し合う、通常なら中止してもいい天気だが、めったにこれないし、ゲレンデは滑っているし、来月は八甲田での山スキーも予定しており、練習しておきたいところである。迷っている自分に、水越さんから「天狗原は風が強く、無理だから、樹林帯の西鵯に行きますか」と提案があり、「それなら行きたい」と決行となった。

車で、栂池スキー場に移動し、ゴンドラリフトへ、昨日まで混んでいたスキー場はすいている感じ、悪天でみんな帰ってしまったのか?ところが、ゴンドラに乗ると日差しが出てきた、上空も一部だが青空もみえる。「これなら行ける」、栂の森で休憩し、最終リフトから林道入り口に滑り込む、悪天の予想にもかかわらず、2パーティが先行して登りはじめている。早大小屋まで30分程度の林道ハイク、そこから西鵯のピークをめざし、尾根上をハイクアップしていく、先行のパーティのルートが水越さんは気に入らずか、自分のラインでラッセルで登りはじめる。降雪が少なかったとは言え、山はそれなり、ひさくらいまでもぐるところもある。写真撮影の協力、自分もラッセルの写真を撮ってもらう(実際にはこの10mしかしていない)、時折、強風にあおられることはあったが、予定通り樹林帯の中の尾根でストレスなく、気持ちよくスキー登山を楽しめた。いつもより時間はかかった感じたった、昼食をはさみ1時間半かかり、西鵯のピークに、稜線は強風かと思ったが、意外にも風はなく、快適だった。近くの天狗原への斜面は見えたが、その上の白馬乗鞍は今回も見えない(5度目だったが一度もみえたことはなかった)

いよいよドロップである、スキー技術に不安があったが、ゲレンデの練習はそれなりにしてきた、今回は足首を緩めないこと、傾斜に負けない立ち位置を気をつけた。何回かは滑ったルートだったが、一番いい感じに滑れた。途中から「もっとまっすぐなラインで滑って」と水越さんの指導どおり、浅いターンとラインを決め、まったくの新雪パウダーに思い切って、滑るこむ、足裏にパウダーの抵抗を感じながら、ターンが決まる、1回、2回、数ターンだったが、はじめてパウダーが楽しいと思った。あっという間、早大小屋がみえるところに滑りこみ、「今シーズン最高のパウダーだ、もう一回滑る?」と聞かれ、「やりましょう。きょうは最高」と即返事をし、再びシールをつけ、尾根を登り返す、今度は先ほどのトレースがあり、半分の45分くらいで登り返すことができた、今度はスキー場よりのラインにドロップをする、「スピードを出していきましょう」と言われ、滑ったもののうまくいかない、新雪に腰が引け、後傾になり、ラインが深くなるとアウト、それでも、パラレルターンを意識して、滑ることができたことは少し前進か、ゲレンデ近くで、自然な上下動のリズムでの小ターンのワンポイントレッスンもあり、これからのヒントにもなった。自分なりに、満足した山スキー第1弾となった。

今回も宿は高山館でお世話になり、朝食付き4500円は安い、夕食は毎日、居酒屋くいくいにお世話になりました。山の中なのに、刺身もうまく、キープした焼酎900ml3日間できっちり空いてしまいました。

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