巻機山2012年101)

越後湯沢・広川ホテル−清水・桜坂650−前巻機1015−巻機山1049−避難小屋1110 1140−前巻機−桜坂1350−越後湯沢温泉−長岡駅−夜行バス−大阪

 巻機山には、3度目のチャレンジになる、1度目はワンゲルの合宿で苗場山を登ったあとに、オプション居残りで清水の民宿雲天に泊まったものの翌日が朝から大雨で断念、2度目は今年の夏に、「越後三山を2日で抜けれたら、ついでに」と思っていたが、3日かかり断念、今回は台風直撃で断念かと思ったが、「スピードが上がれば、台風一過で晴れるかも」と思い、雨の中を越後湯沢の広川ホテルまで前夜に入る、インターネットで素泊まりホテル最安値だった、夕食は、レンタカー店で紹介された地元の方が行く居酒屋で一人酒を楽しんだ。越後にはおいしい日本酒がいっぱいあって、その分、飲みすぎてしまった。台風通過の中を宿まで濡れながら帰った。

 翌朝は期待にはすれ、小雨であった。台風は予想通りに東北沖に抜けたはずだったが、台風一過にならず、寒冷前線が残り、一日雨が残りそうだった。しかし、暴風雨でないなら、3度目であり決行することにした。登山口までは車で1時間、おそめに出発したが天気は回復せず、雨具をつけてのスタートになった。予定していた沢コースはやめ、前巻機を越える井戸尾根コースを往復することにした。

 幸い雨足はたいしたことはなく、時々はやんだ。尾根をどんどん登ると徐々に紅葉がはじまり、前巻機山を越え、避難小屋のあるコルへの下りになると真っ赤に色づいた低木や黄色に輝く湿原があらわれた、山頂直下では、夏のお花畑が、草紅葉の見ごろになっていた。雨と霧の中で幻想的な景色をひとりで楽しむことができた。避難小屋で、濡れた下着も換え、目の前の湿原をみながら、恒例のワインで昼食をとり、コーヒーを飲む、至福の瞬間だった。昼から雨もやんだ中を足早に下山、越後湯沢まで戻り、温泉をゆっくり堪能し、駅中の回転すしで生ビールと日本酒で一杯、仕上げは長岡駅の「へきそば」(海苔入りそば)を楽しみ、夜行バスで帰阪した。


 
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