金剛山高天谷(2011年5月21日)

 2シーズンぶりに沢登りを本格再開する、今年の夏に、赤木沢に再度、行くためにトレーニングを開始、今回は、このはな山の会のメンバーで、赤木沢をめざし、沢をはじめのKさん、2回目のSを連れての足ならし遡行だ。

 高天谷は、大阪から近く、アプローチ、下山も楽で初心者や足ならしには最高である。一般道から見える最初の6Mの滝は右にトラロープがかかってり、そこからまく、沢に入ると、ほどなく3M滝、その上に提がみえた、「右の鉄はしご」が下からみえず、とりあえず3M直登する、久しぶりの沢登りで少し緊張する、フリークライミングとは勝手がちがう、ホールドはぬれているし、足はフェルトではあるがどこまでフリクションを信じていいか加減がわかない、慎重に残すと提の下、右側に確かに鉄はしごがあり、その上もワイヤーがあり、提の上に上がることができた。次は、10Mを滝、この沢で最大だが支点がないので、自分は右から高まきをし、滝口からザイルを流し、後続の2人にはシャワークライミングを愉しんでもらった。Sさんは20分くらい滝に打たれながら頑張るも登れず、高まきに、Kさんはクライミング歴の違いか、なんとか突破、ビレーの支点がいいのがなかったので自分はあきらめ先にすすむ(今回用に9mmザイルを26mと19mに切ったものを持っていったが、滝の長さは短くても、支点との関係で短いと不便さも感じた)

 そこ先には、地すべりのために倒木や土砂で沢が埋まっていた。どこで聞いていた情報だった、「これ以上遡行できないのか」と思うくらいひどい、もう2,3年は経過しているのか、土砂には青々とした樹木も生えていたが、通過は大変だった、しかし、100mも続かず、また、もとの清流の沢に戻り、安心した。そこからは小滝が続く、快適な遡行だった、だんだんと植林帯から新緑のきれいな自然林へと移り、いよいよ上部のつめへ、前回は、2股を左にぬけたので、今回は、右をいく、とても快適なナメが続くが、傾斜がきつく、上部は不安定なガラ場もあり、緊張する新緑の美しさに救われたが結構きびしい急登、最後は、尾根に逃げて、また、植林帯の急斜面を木をたよりに登る、これが結構長かった、右にぬけるとかなり標高が違うところに出るようだ、それでも無事、水越峠からの道に出て、遡行終了、予定より30分(10Mの滝で遊んだ分)多い、3時間の遡行だった。5月にしては、暑いくらいだったので、金剛山の茶店まで足をのばして、生ビールで乾杯、帰りは近くの温泉にゆっくりとつかり帰阪した。予定では、6月に2回、7月に1回、沢トレ山行をして、海の日に赤木沢をめざします。



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