金比羅山でフリークラミング(2010214日)

 クライミングをいろいろ計画するが、雨で中止が続き、急遽、前々日に計画し、しかも、行き先が前日に変更され、思っていなかった京都・金比羅山でのフリークライミングを経験することになった。

 メンバーは、このはな山の会のKさん、労山仲間のH夫婦と自分の4人、大原の観光駐車場で待ち合わせするがなかなか出会えないパフニングなスタート、てくてく歩いて江文神社から入山するも、トポも見ずに道を進むといくら歩いても岩場にでない、それどころか道がなくなる、30分以上も歩いたがしかたく入り口まで戻り、トポをよくみると「堰堤」とあり、そこには「ゲレンデ入り口」の小さいが看板があった。そこから登り返すが、なかなかだ、やっと岩場がひとつでてきたが薄暗く、もうひとつ取り付く気がしない(これがゲートロックだった)、しばらく登ると右手に伐採した跡に道がトラバースしていた、岩場らしき感じがいまいち、もう少し登ることにした、登り直して30分くらいか、やっと明るい大きな岩場に出た。「ホワイトチムニー」のようだ。

 もうすでに12時を回ってしまっていた。まず、腹ごしらえをして、さっそく取り付く、一番簡単そうで、明確なラインである「チムニールート」にKさんが登る、古いハーケンがたくさん打ってあるが効きそうにない、NPの練習もかね、1本くらいいれたが、簡単に登ってしまう。続いて、自分もリードで登る、1本目で初見の緊張があったが、ルートは階段並み、でも「5.4」のグレードがよくわかない、アルパインの3級+か、4級−という感じだった。

 2本目は、Kさんが左の「サラワリ」(10a)に、すっきりしたフェースで少しバランスがいる。オンサイトは残念ながらできず、自分もビレーしていたのでフラッシュに挑戦するがあと1手がわからず、核心部でペツルの頭を握ってしまった。やり直しでホールドが確認でき、2便でRPできた。アプローチに時間がかかり過ぎたこともあり、これでそれになり満足してしまった。


  「サラワリ」を登るH夫人


 
H夫人は、さすが、「コーナーハング」(5.9)「サラワリ」を簡単にオンサイト、みんなが帰るモードなのに、「せっかく来たからには『★』(『日本の100岩場』のトポのおすすめ)は登って帰ろう」と言われ、旦那さんに「チャイチャイ」(10b/c)に苦労してトップロープを張ってもらい、アタック、下部は苔むしてリードするには気持ち悪い感じ、登ると意外に中段までは簡単に行け、ペツルの打たれたフェースの1mくらいが核心のルートだった、「左へよるとやさしくなる」というトポどおりだった。気合いがもうひとつはいらず、テンションする前に左のホールドやスタンスを使って乗り越してしまった(このムーブでは5.9くらいか)、本日の成果は、「コーナーハング」はフラッシュ、「サラワリ」は2撃でRPというところでした。他の岩場の位置がよくわからなかったし、もっと近いアプローチルートがあるとは思うのですが・・・知っている方、教えてください。
                   home