紅ノ峰でフリークライムとさぬきうどんを堪能2009620日)

 このはな山の会のクライミングメンバー5人と大阪労山中級スタッフ2人で、石鎚山北壁を登り、日和佐へ転戦する計画で19日夜9時過ぎに出発、「高速1000円」を活用し、快調に走り西条ICを出て、河川敷で「明日はぎりぎりで晴天と思い」仮眠をしているとテントに雨の音、「まさか?天気が早まったか?」5時前に起きてみるとテントが濡れているが、降ってはいない、予定通りに土小屋をめざして、走りはじめる。寒風峠あたりにくると濃いガスに包まれ、石鎚山めざして峰沿いのクネクネ道をすすむと雨が降り出す、瓶が森駐車場に入り、作戦タイム、雨足も強く、風もあり、これでは北壁のクライミングは無理と判断し、日和佐への転進を検討するが、携帯でアメダスをみると石鎚山と四国南岸だけが雨、となると「どこに行けば」

日本100岩場5(中国、四国、九州)をみると高松市に紅ノ峰(コウノミネ)というフリーの岩場があることがわかり、とにかく行ってみよう!まず、さぬきうどんを食べてから・・

 西条から2時間のクネクネ道、そこから引き返しまた2時間のクネクネで1名が体調不良を訴え、緊急停止、病院に担ぎこもうとも思ったが、国道に戻り、しばらく休憩すると復活、なんと、坂出の彦江ではしっかりうどんを堪能していた。彦江は街中の製麺所で、テーブルもない、どんぶりを持ち、麺をおばちゃんに入れてもらい、セルフで蛇口でつゆを入れ、ねぎ、しょうが、天ぷらのトッピングをし、庭に並べられた縁台で食すという世界、これがうまい、こしがありながらも、表面はつるとやわかい、2玉入り、かき揚げと下足天で460円は超安い、午前10時過ぎなのにお客が次から次と押し寄せる盛況ぶりにもびっくり、これがさぬきの製麺所という感じ!

そこから道に迷いながらも紅ノ峰に着いた。瀬戸内海に面した五色台の1つで岩質は安山岩。県道から見上げても山の中腹に顕著に岩場を確認できた。本では5.10aが一番簡単でほとんどが11,12の岩場で登れるところがない、ちょうど地元のクライマ―がいたので、いろいろと教えてもらう、古いアルパインルートもあるとは聞いたが、フリールートの一番やさしい「ダミアン」(5.10a)にロープを張ることに、会長のKさんがトライするが、初見は難しい、怖いといい、ややルートアウトしながらも登りきり、トップロープをセットしてもらう、自分は忠実に10aのラインを攻めるがあと少しのところで制限外のフェースに足をついてしまった。結構、こまかいカチの連続でおもしろかった。会の一番の若手Oくんが頑張って10aラインで完登する。そのとなりのX級クラック、正面でトップロープがかけやすいX級のクラックの3本をお試しで登り、終了とする。偶然に行った岩場だったが、烏帽子岩をひとまわり大きくした感じで、もう少しうまくなったら楽しめる岩場であることがわかった。次回、石鎚山のリベンジ山行の帰りに、うどんやとともに寄ることにしよう。

明日の好天を信じ、日和佐に移動していくが、なんと、先頭の車が鳴門大橋を渡ってしまった(運転手いわく「徳島は鳴門のさきでしょ!」)、淡路でまたしても作戦タイム、天気も期待できないので、しかたなく雪彦山に転進を決める、(高速代1000円の行動範囲は広い)、午後6時半にはふもとの『公民館』にたどりつき、そこでバーベキューを楽しみ、明日のクライミングを期待するが、無常にも雨、しかたないので帰阪し、クライミングジムに行こうと中国道を走っていると、あきらめきれない懲りないメンバーが「雨がやみそうなので烏帽子岩に行こう」と言い出す、そこで西宮北で降りて、烏帽子岩へ、ところが近づくにつれ、また雨、それでも岩場まで見に行くが、やはりびっしょ濡れだったのであきらめがつき、大阪のジムへと向かった。

クライミング好きのあきれる旅でした、走行距離920k、高速代は8510円(走った割に安い)、成果、紅ノ峰3本試登、ナカガイジム6本リード、さぬきうどんでした。

烏帽子岩では、やはり雨にもめげすに岩場にむかう囲炉裏村のSさんとすれ違いました。登れたのでしょうか?

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