羊蹄山(2008年825)

 羊蹄山登山口18:05−半月湖キャンプ場18:35
 
4:552合目5:42−羊蹄山山頂8:35 9:04−キャンプ場11:18 11:50−羊蹄山登山口12:20

 半月湖キャンプ場は、羊蹄山をめざす登山者のために用意されたようなものだった。車道の終点の広場に駐車場、トイレ、給水施設、テントサイトが整備されていた。ありがたいものである(多分、全国から押し寄せる登山者に頭を痛めての地元の努力・負担ものだろう)、とは言え、8月の後半に、テントを張ったのは自分ひとりだった。さすがに北海道の山の中でひとりぼっちは寂しく、少し不安もある。幸いトイレ前のライトが一晩中点いていたので、その下に一人用テントを張り、倶知安のコープで購入した夕食を食べた、虫が多く、食事も残念ながらテント内となった。以前の北海道でも経験したことがあった。

 何度か物音に起きることもあり、あまり寝つかれず、予定通り4時に起床、明るくなるのを待って出発した。最初は森の中を緩やかな道がまっすぐに伸びていた。20分ほど歩くと尾根に取り付くように急な斜面をトラバース気味に登っていく、すぐに「風穴」の表示があったが見るべきものはなかった。短めの1ピッチで2合目に出た。テントに余分なものを置いてきたので、きょうは荷物は空に近く、足どりは軽い。そこからはさらに尾根上の急登が続くがペースを落とさず登る、4合目半をめざすが、そのあたりから雨が降りはじめ雨具をつける、気圧配置がここ2,3日動かない、今年はこういう天気が多い、本州は雨、北海道はその周辺でなんとか持つと考えていたのだが、雨は強く降ることはなかったが、風とガスに覆われた。黒松やダケカンバの続く森から、這い松などがまじる潅木帯の急登を続けると9合目の分岐点にでた、そこからは森林限界を越えて、高山植物の世界に入るがそこはもう秋だった。草紅葉がはじまっていた、花はリンドウやみなれない白い花などをみることができた。火山の母釜の火口をみながら北山に立つ、山頂までの稜線がガスに見え隠れする、下界もニセコスキー場が見えたり、消えたりが続く、休憩もせず、一気に山頂にむかった。コースタイムは5時間だったが、結果的には3時間半で登りきれた。

 父釜と言われる大きな火口はなんとかみることができた。いつものワインで乾杯した。「お釜を回って」と思ったが、ガスがまた山頂を覆ってしまったので、岩場を回る気もせず、登ってきた道を下山することにした。さすが百名山、平日だったが5パーティーくらいはすれ違った。2時間半で走り下り、テントを撤収し、倶知安温泉まで行き、ゆっくりと温泉を堪能してから、小樽へと向った。


8月25日(月)
札幌駅
14:14−小樽14:46 14:501790円―倶知安駅16:16 17:50−登山口18:01

826()登山口 13:0213:18 倶知安 16:40 − 18:13  小樽駅 23:30出航

827(舞鶴21:00 21:15新大阪23:33