山スキー野伏ヶ岳2008315日)

大阪22:30−白山中居神社2:30 7:05−牧場跡8:20−ダイレクト尾根11009:20−山頂11:03 11:25−北東尾根滑降−牧場跡12:30−神社13:30

 2月の暴風雪に敗退し、「近日リベンジ」の宣言どおり、再チャレンジとなった。今回は、夜発の日は前線の通過で雨、登山当日は移動性高気圧につつまれ、晴天が予想されるが、雪質に不安を感じての出発だった。仮眠から目がさめると、予想どおりの快晴の青空が広がっていた。早々に食事、身支度をして7時には出発した。雪は若干減っている感じだったが、林道からシールで登りきることができた。あまりの暖かさに、ヤッケを脱ぎ、春山気分で快調なペースで牧場跡に飛び出た。山頂には若干雲がかかっていたが、快晴で前回は、吹雪の中でGPSたよりにルートを探ったが、今回は、登行ルートを遠目から確認できた。

 ダイレクト尾根にはいいペースで出られたが、そこからは中々長い登りだったが、好天に恵まれ、景色を楽しむこともできた。途中でクトーもはじめてつけてみる。山頂直下の風でクラストした斜面では威力を発揮した。山頂は、雪原のようになっていて、360度に広がる展望と雲海以外は、何もなかった。

 いよいよ北東尾根を滑る、滑ってみると思っていたより、雪面が固い、右は雪庇、左も急斜面なので、慎重に横滑りで高度を下げる、北東尾根に入っても右は切れており、左の斜面も広くとれるところもあったが意外と狭い、しかも、今度はめちゃくちゃ重たい雪、表面クラストと最悪の雪質だった。「兎に角、下降しなければ」と何回か転びながら牧場跡の雪原をめざした。雪原での緩い登り返しの足取りは重たかった。スキー登山のリベンジは果たしたが、滑降という点では、自らの未熟さもあったが、もう少しいい条件で滑ってみたかった。


   
赤ラインが登ったダイレクト尾根、右のスカイライン(黄)ラインが下降した北東尾根



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